物理のエッセンスの効率的な使い方やレベル、次の参考書などを京大生が解説

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理系の大学受験生ならも、はや知らない人はいないのではないか?と思われるほどの参考書、それが… 

いぶき
物理のエッセンス

です。

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表紙は旧バージョンです。

 

僕も受験生時代、この参考書にかなーりお世話になりました。センター試験や京大の物理の試験当日に持っていったのも、物理のエッセンスでした!

この記事では、物理のエッセンス愛に溢れた僕が、

  • 物理のエッセンスとはどんな参考書
  • どのように勉強すれば効率がいいのか?
  • 次の参考書は何をやればいいのか?

などについてトコトン詳しく紹介していいきたいと思います。

 

センター試験で物理を使う人も、2次試験で周りと点差をつけたい人も、ぜひエッセンスのすごさを知って、役立ててみてください!

 

物理のエッセンスとは?

では、改めて物理のエッセンスとはどういう問題集かということについて説明します。

物理のエッセンスとは、河合塾出版から出版されている物理の参考書です。物理を専攻している学生に大人気で、京都大学の工学部の友人たちも使い込んでいたそうです。

 

ちなみに、2019年1月現在、Amazon の物理学の参考書で1位になっています。

なぜこれほどまでに受験生からの信頼を集めているかというと、ズバリ、「物理のエッセンス」が詰まっているからです。

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めちゃめちゃ綺麗にまとまっています!

 

物理というのは、公式がほとんどない教科、といってもいいと思います。例えば、力学で言えば「運動方程式」と「エネルギー保存則」さえわかっていれば大抵のことは理解できるようになります。

いぶき
もちろん、摩擦力とかはありますが…

 

そして、これらを駆使して問題を解くのです。他の教科も似たような構造なのですが、やはり物理は圧倒的に暗記が少ないです。

だからこそ、エッセンス、つまり本質の部分が非常に大事になります。(だって基礎ができていないと、応用は絶対にできませんからね。)

受験の物理を解く応用力の土台となる、物理の本質が身につく、だからこそ物理のエッセンスは幅広い層の学生に愛されているのです。

 

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物理のエッセンスのレベルは、ズバリ「全員」

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物理のエッセンスは、どんな大学を狙う人にもやって欲しいと思っています。

また、大学受験を狙っていなくても、授業の理解のためにやるのもアリだと思います。

いぶき
つまり、全員にやって欲しい参考書ってこと!

その理由は、エッセンスに書いてあることは基礎の基礎だからです。授業ではつかみきれなかったりわかりづらかったこともスッと理解できるようになります。

 

また、基礎ができれば応用問題を解くこともできるようになります。逆にいえば、基礎がおぼつかないと将来、応用問題で必ずこけてしまうのです。

実際、僕も大学受験を意識して勉強をし始めたのが高校2年の秋でしたが、その時から3ヶ月くらいは物理のエッセンスをひたすら解く作業をしていました。

初級者、中級者の人は土台づくりのために、また応用問題を解く準備のためにも物理のエッセンスをおすすめしたいと思います。

 

物理のエッセンスがおすすめな人
  • 物理を勉強し始めた人
  • 学校で配布された物理の参考書が難しすぎると感じている人
  • 応用問題になると手が出なくなる人

 

じゃあ、どんな人におすすめしないかというと、「エッセンスをわかっている」人です。それがどのくらいのレベルかというと、センター100点は当たり前!という人かなと思います。

 

独学でも十分に通用します

物理のエッセンスは、独学の人にもおすすめです。むしろ、独学で物理をやりたい人にこそおすすめしたいです。

ですが、独学の人はエッセンスだけではやはり問題量に不安が残ります。問題集で補強したり、過去問を余分に多く解く必要があるのでそれだけはぜひ注意してください。

 

いぶき
おすすめの参考書は後ほど詳しく説明します!

物理のエッセンスの使い方

では、ここからは実際に「どんなことに注意してエッセンスに取り組んでいけばいいか」について解説していきたいと思います。

センターで8割・9割くらいを目指している人を想定しています。

 

その1 まずはじっくり読む

まずは、解説の部分をじっくり読みましょう。特に考え方や図が載っているところは穴の開くほど見つめましょう。

『物理のエッセンス』では、会話形式のような緩めの口調で内容が進んでいきますが、ムダな部分は一つもありません。端から端まで暗記をしてもいいくらいだと思います。

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大学生からしてみても、とても要点が抑えてあると思います。

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Q&A のコーナーなど、解説がとても親しみやすい

個人的には音読がおすすめですが、黙読でも構いません。

 

その2 ノートで心から理解する

時間がある人は、解説部分をノートに取ってみましょう。ここでは会話の部分などは写さなくてもいいので、図や数式などあくまで大切と思うところだけをまとめるような感覚でやってみましょう。

注意すべき点は、決して「写経」にならないこと。写経とはつまり、ぼーっと書いてあることを書き写すことです。それをやるくらいならコピーをとったほうがまだましです。

 

そうではなくて、ノートを取りながら

いぶき
ここがこうなるのか!

という風に「心から理解する」ことが大切です。

 

理系の大学生的に言うなら、「それがどういう物理で動いているのか?」ということをしっかりと理解しましょう。

ちなみに、僕は普通のまとめと問題を解くノートを別にとっていました。綺麗にノート取る人は別々でもいいかもしれませんね。

 

その3 練習問題を全部解く

解説部分が理解できたら、今度は練習問題を解きましょう。だいたい、解説の部分や問題の解き方が示されたあとで練習問題が1つ、ないしは2つあります。

それらを解いてみましょう。

 

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例題→問題があるので解きやすい!

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図もあるし、解説がとても丁寧です

 

この練習問題もただササッと解くのではなくて、先ほどの解説部分の理解が正しかったのか、自分は本当にきちんと理解できていたのかを確認しながら解くようにしましょう!

 

その4 間違った問題を解き直す

問題を解くときには、間違った問題にはぜひチェックとつけておいてください。そして、その問題は次の日やその次の日に解き直してみましょう。

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❇︎が僕の間違いマークです!

解き直しが大切な理由は2つあります。

1つは、解き方や間違いをすぐに忘れてしまうことです。「エビングハウスの忘却曲線」を知っている人は多いと思いますが、人は記憶したと思っていてもどんどん忘れていってしまいます。

それを防ぐには、繰り返し繰り返しやることが大切です。一度間違えた問題はなんども解き直して定着させます。

 

そして、理由の2つめは「あとでまた出てくる可能性がある」ことです。

例えば、力学の最初の方で出てくる「エネルギー保存則」は電磁気や原子などの後半の方になっても非常に重要な保存則です。

つまり、物理は分野を超える知識がそこそこあります。なので、1つでもわからないとこがあるとそれが間違いの原因になってしまうのです。

 

このように、解き直しは非常に重要なのでぜひしっかりやるようにしましょう!

 

その5 確認のために戻ってくる

物理のエッセンスを一通り解き終わったら、別の参考書へ進むと思います。そのときにぜひやって欲しいのが、「他の参考書で間違ったとき、エッセンスに帰ってくること」です。

例えば、過去問で電磁波の問題がボロボロだったときに、一度「エッセンスに戻ろう!」と決めて、また解き直したり解説を読み直して欲しいのです。

 

こうすることで、基礎をしっかりと定着させることができるようになります。

なんども言いますが、物理はやはり基礎が大切です。ぜひエッセンスで「使える」物理を身につけてください!

間違えた問題のポイントなどを書き込んでおくと、エッセンスを見直すだけで自分の弱点の確認をすることができるようになるのでおすすめです!

 

物理エッセンスを解く上で注意したいポイント

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それでは、ここからは物理のエッセンスを使う上で注意したいポイントや気をつけて欲しいところなどをお伝えしようと思います。

 

前から順番に、飛ばさずに

エッセンスで気をつけて欲しいのが、「解説から何から、全部読む」ことです。

例えば、エッセンスの中には「High!」と呼ばれる発展学習のような部分や、先生と生徒の「Q&A」などのコーナーがあったりします。一見おまけのようにも見えますが、これらは全てとても大切なものです。

と言うのも、こうしたものは受験でよく聞かれるポイントだったり、間違えやすいところをしっかりと補完してくれるからです。

 

こうした細部に、本質を掴むヒントが眠っているので、ぜひ読み飛ばさないようにしてください。

また、書いてある順番も結構大事なので、「授業でやっているところからやる」と言う理由以外は基本的に前から順番に進めることをおすすめします!

 

わからないところも理解することが大切

物理のエッセンスのレベルがどのくらいかと言うと、これだけではセンター8割くらいのイメージです。

なので、この本でわからないところがあるようだと正直この先は厳しいです。理想としては、やはりエッセンスの中には「わからないところはない!」と言い切れるくらいにしたいですね。

 

そうしたときに大切なのが、先生や友達などに積極的に質問していくことです。

わからないところを潰しながら勉強を進める感覚も持つようにしましょう。

 

最低でも2周してみよう

「物理のエッセンスはどのくらいやり込めばいいですか?」とよく聞かれますが、個人的には時間があれば3周はしたいところです。

ですが、受験生は忙しい人がほとんどだと思うので、聞かれた人には「最低でも2周」と答えています。

この2周も、馬鹿正直に全てやる必要はないと思っていて、

  • 1周めで解けなかった問題だけを2周めで解き直す
  • 自分の苦手な単元だけを3回回す

など臨機応変に対応してくれればいいと思います。

重要なことは、理解できていないところをなくすことなので、それだけ覚えておいてください!

 

効果が出るのは「3ヶ月後」

勉強の世界でよく言われることですが、「今やっていることの効果が出始めるのは、だいたい3ヶ月後」です。

『物理のエッセンス』はレベルとしては正直そこまで高くないですし、やり始めの頃はほとんど効果を実感できないと思います。

僕も、やり始めの頃は点数が全然伸びなかったので、正直「意味ないんじゃないの…?」と思っていました。

 

しかし、4ヶ月、5ヶ月していくうちに物理の点数がなぜかグングン伸び始め、もともと得意だった化学を追い抜いてしまうほどになりました。受験でも、化学より物理の方が最終的には高い偏差値を誇っていました。

エッセンスは、言うなれば土台です。しっかりした土台を作れば、その上にどんな家も建てることができます。

そして、良い土台を建てるにはそれなりの時間を必要とします。じれったい気持ちもわかりますが、焦らずにじっくりと、腰を据えて取り組むようにしてみてください!

 

いぶき
しっかりした実力をつけるには、しっかりした土台が必要です!

 

物理のエッセンスの次は?

物理のエッセンスが一通り終わった人は、どのようなルートをとるといいのでしょうか?

 

大体のイメージは以下のように掴んでみてください。

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エッセンスが難しいと思った人は、「セミナー物理」

「次」に行く前に、物理のエッセンスが難しいと思った人はどうすれば良いかを解説していきます。その人は、基本的には解く問題数が圧倒的に足りていない証拠なので、簡単な問題をきちんとこなしていく必要があります。

 

そこでおすすめしたいのが、学校で配られた「セミナー物理」のようなものをゴリゴリ解いていくことです。だんだんと物理の本質が理解できるようになると思いますよ!

 

物理のエッセンスの続きは「良問の風」

まずストレートなコースは、「名門の森」と「良問の風」です。これらの参考書は物理のエッセンスと同じ河合塾出版が出していて、しかも書いている人も同じです。

そして何より、「この問題は、物理のエッセンスではここに当たります!」と解説してくれているので、非常に復習がしやすいです。

なので、エッセンスで身につけた基礎をじっくりと実践に持っていくことができます。

 

名門の森をお勧めする人は、以下のような人です。

 

名門の森がおすすめな人
  • MARCH以上の大学を狙う生徒
  • 受験まで半年以上の猶予がある人
  • 1ランク上の問題を解きたい人

 

センター重視の人は、ぜひセンター対策を

「とりあえずセンター物理を取りたい!」という人は、物理のエッセンスからそのままセンター物理の対策に入ることをおすすめします。

理由は簡単で、エッセンスで出てくるような問題はセンター試験や大学入試共通テストなどで出題される問題と難易度は大差ないからです。

 

なので、とりあえずセンター試験で良い点数を取りたい!という人はセンター試験対策を始めてみてください!

ただ、繰り返しになりますが、わからないところがあったらエッセンスに戻って基本を確認することを決して忘れないようにしてくださいね!

 

問題数が足りないと思った人は「標準問題精講」

「名門の森」よりもガツンとボリューミーな問題集が欲しい人は、ぜひ「標準問題精講」を使ってみることをお勧めします。

標準問題精講は、いろいろな大学の過去問題の中から、分野別に出題問題をまとめた感じの参考書です。

 

そのため、レベルは過去問とほとんどかわらないですが、章立ててまとまっているので網羅的に勉強することができるのがメリットです。

標準問題精講は以下のような人に適しています。

 

標準問題精講を使うべき人
  • 入試本番の難しさの問題が解きたい人
  • 物理を得意教科にしたい人

 

物理のエッセンスで学んだこと + 問題の解き方がわかっていないと解けないかもしれないので、レベルの伴っていない人はもう1ステップ挟んでみてもいいかもしれません。

 

時間がない人は、すぐに「赤本」をやろう!

試験まで半年を切っている人は、とりあえず志望校の赤本を解き始めましょう。

受験生
え、早くない?

と思うかもしれませんが、全然そんなことはありません。なぜなら、過去問を解くにはかなりの時間がかかるからです。

二次試験の問題は1問1問がかなり重いですし、復習にも時間がかかります。

しかも、癖のある学校の試験だと慣れるだけでも大変です。

 

他にも、赤本を早いうちに解いておいたほうがいい理由はたくさんあります.

例えば…

  • 志望校の問題レベルを知ることができる
  • 自分に足りていないところがわかる
  • 対策を具体的に立てることができる

なので、まずは解いてみてはどうでしょうか?もし解けなかったら、前に紹介していた良問の風や標準問題精講で補完をしてみてください!

 

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最後に:エッセンスを手に入れろ!

以上、物理のエッセンスの効率的な使い方やレベルなどの紹介をしてきました。使い方に関してのイメージは湧いてきたでしょうか?

この記事を書きながら、僕も現役時代に『エッセンス』を解いていたなぁとか、もう少ししっかりと復習をしていればよかったなぁなんてことを思い出していました。

最初にも言いましたが、物理は「基本公式」の理解やその使い方がとても、とても重要で、それらを身につけることができるのがこの「物理のエッセンス」です。

 

ぜひ、あなたもエッセンスを手に入れてみてください!

いぶき
以上、京大生ブロガーのいぶきがお送りしました!

 

🔽物理のおすすめの参考書はこちら!🔽

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【受験生必見】物理のおすすめ参考書をレベル別に35冊紹介!

2019年8月18日






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