勉強法

【偏差値40→70】現役の京大生が教える古文の勉強法と得点のコツ

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高校生と受験についていろいろ話す機会が合った時に、

「苦手科目はなに?」という質問をしたら、「古典です。特に古文が苦手で…」

と答えてくれた人がいました。

 

そこで、この記事では古文勉強法をはじめから丁寧に紹介していきたいと思います。

いぶき
いぶき
古文はわりと点が伸びやすい科目だぞ!

 

僕は理系の京大生ですが、古文・漢文は国公立文系と同じクラスにいたので全然変わらないと思います!

試験までどのくらいの時間があるか確認しよう

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まず、確認したいのは、「試験までどのくらいの期間があるか?」です。

もし3ヶ月もなくて、まだ苦手意識を持っているのならばかなり焦る必要があります。逆に、1年以上あるなら心配する必要はありません。

 

なぜなら、古文はある程度までは暗記で点が取れるので、ちょっと時間をかければ点数は伸びていく傾向にあるからです。

 

なので、ある程度時間があると安心して勉強に取り組むことができます!

進学校では高校3年生の春にまとめて古文をガツッとやって高得点を狙うところもあるほどだと聞きました。

 

では、具体的な勉強のやり方に入っていきます。

流れとしては、こんな感じです!

古文の勉強の進め方
  1. まずは古文単語をマスター
  2. 古文の文法事項も覚えておこう
  3. 問題を解いて、復習してを繰り返そう
  4. 赤本にチャレンジしよう
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まずは古文単語をマスターしよう!

まず大切なことは、古文単語のマスターです。

ステップ1

古文単語をマスターしよう!

 

古文は、日本語のようなフリをしていますが、あれは実際には「外国語 (英語)」に近いです。

だから、ステップとしても “英語” のように勉強していく必要があります。

 

英語でまずやることといえば…

いぶき
いぶき
そう、単語を覚えることです!

 

受験生・大学生に話を聞くと、多くの人が「もっと単語を覚えておけばよかった…」と口を揃えて言います。

 

暗記かよ…、と思うかもしれませんが、暗記で取れる部分はしっかり点数を取らないと周りと差がつくばかりです。

 

しっかり点数を確保するようにしましょう!

 

おすすめの参考書は、さっきあげた『重要古文単語315』か、『マドンナ古文単語230』です。

 

古典文法も必須事項ですぞ!

古典文法も必須事項です。ここまでは最低限必要なものになってきます。

ステップ2
  • 古典文法を暗記して使えるようにする

 

先程は古典は英語のように勉強するといいと言いましたが、まさにそのとおりで文法もとても大切な要素になっています。

 

なぜ大切かというと、ズバリ「問題に出される頻度が多い」からです。

例えば、古文の和訳なんかはたいてい “古典文法が難しいところ” を狙って出題されます。

また、内容問題でも「古典文法をわかっていないと解けなかったり、内容を取り違えたりする問題」が出題されます。

 

このように、古典文法は問題を作りやすく、そのためにしょっちゅう聞かれるのです。

 

また、それ故にやっている人とやっていない人で点数の差が出やすいところでもあります。ここで点数を稼ぐか落とすかで「古文が得意か、苦手か」が決まってきます。

だから、古典文法は大事。

 

ちなみに、どのように勉強すればいいかですが、とりあえずまずは古文の文法を扱っている本を1冊決めて、一通りやってみましょう。

 

このときに大切なことは、「最初から最後まで、めんどくさいところも含めてしっかりやること」です。

古文の文法は、活用や助詞・助動詞など最初は「なんのためにやっているかわからない」ことがたくさんあります。

しかし、これらがかなーり重要なのです!

 

というのも、レベルが上がっていけば行くほど、「古文の文法」以外で差がつかなくなってくるのです。だから、問題も基本的に文法中心になってきます。

なので、ここをサボらずにしっかりやることが、のちのちの点数に大きく関係してきます!

学校のテスト勉強でいっかいしっかりやっておくと覚えやすいので、1、2年生の人は古文をバカにせずにちゃんと覚えましょうね!

 

古文常識は余裕があれば覚えておこう!

たまに、

いぶき
いぶき
古文常識っているの?

という質問をされることがあります。

 

これに対する僕の回答としては、「あったらとても便利だけど、必須ではないです!」って感じです!

 

古文常識は、あれば内容をつかみやすくなったり、文章の理解が捗ったりします。

ただ、これは「無ければ点数が下がる」わけではないので、時間があって、少しでも興味を持つことができれば参考書などで補強をするといい、というレベルです。

 

ただ、古典常識の中でも「和歌」だけは知識があったほうが良いので、それだけはいろいろ調べるなり、先生に聞くなりして対策を立てておいたほうがいいでしょう。

いぶき
いぶき
和歌は知識問題もあったりするよ!

 

和歌は文章に挿入された形での出題が多く、苦手な人も多いのでどこかでしっかり潰しておきましょう!

基礎をマスターしたら、次は文章を読んでいこう!

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ステップ3
  • 単語と文法の知識を使って文章を読んでいこう!

 

文法と単語をある程度身につけたら、次は実際に古文の文章を読んでいきましょう!

ここで先生によって、

  • いきなり赤本や演習をする人
  • 簡単な文章からじっくりやる人

に別れますが、僕は後者で、「簡単な問題をじっくり、そして数多くといていく派」です。

 

なぜかというと、単語や文法をただ覚えるのと、実際に使えるのは全く別だと考えるからです。

 

これは僕の体験談なのですが、高校2年生のときに活用や単語を全部覚えても、模試が全く解けなかったんですよね。

そこで自分は考え方を変えて、「簡単すぎる!」と思うような問題を解くようにしたら、なぜかその次の模試で点数がどーんと上がりました。

おそらく、自分の中で暗記していたものが “使える” ようになったんだと思います!

 

なので、自分が古文の勉強法を人に伝えるときも、必ず「簡単な文章を読むこと」を勧めています。

 

ここで大切なことを伝えておくと、ズバリ「こまめに復習すること」です。

単語や文法は、どれだけ自分が「暗記した!」と思っても、抜け落ちているところが必ずあります。

 

文章を読んでいるうちにそうした穴に出会ったら、1つ1つ塞いでやることが重要になってきます。

 

こうして知識を完ぺきに近づけていくとともに、読解力を身に着けていけば、このフェーズはクリアです!

 

古文の復習のときにぜひやってほしいのが、「音読」です。古文で音読がスラスラできるように何度も読み返してください。

音読でつまってしまうところは、自分が苦手としているところだったりよく間違えるところです。

そのあたりの文法や読解を重点的に復習するようにしてください!

赤本を解く時間をしっかり確保しよう!

 

ステップ4

過去問を解いて、点数を取る力を身につけよう!

 

文章問題のテキストを1冊やりきったら、いよいよ過去問に着手していきましょう。

理想としては、受験の半年〜3ヶ月前には赤本をとき始めることができているといい調子だといえるでしょう。

 

過去問をやるときに一番注意したいのが、「点数を取る解答を意識する」ことです。

いぶき
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1点でも多く、かき集めろ!

 

赤本の答えを見るとわかるのですが、例えば古文の部分和訳なんかは、「”あらまほし” を願望で訳せた」や「主語をしっかりと藤原不比等と訳している」などの部分点を足し合わせて計算します。

この点数をしっかりとかき集めるために、

  • どこが問題のポイントかを考えて問題を解く
  • 答え合わせでチェック
  • 復習で同じ問題を2度と間違え無いようにする

 

というサイクルをまわしていきましょう!

 

受験が近づくにつれて、他の科目が大変で手が回らなくなったり、出願で忙しくなったりします。

そうしたバランスやスケジュールも考えて、古文の勉強を進めていけるといいでしょう!

 

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古文は “完成させる” させることを意識しよう!

以上が古文の勉強法でした!

古文は、ある程度「完成」が見込める教科だと思っています。

実際、僕は高校3年生の夏くらいにガーッと古文をやり終えて、そのあとはセンターでいえば45/50 くらいをキープし続けることができました。

 

しかも、受験の間近になってくると他の教科の追い込みも始まります。特に理系の人は数学や物化などで手一杯になってしまう人も多いはずです。

 

なので、バランスを考えて「先にやっておいたほうがいいかな?」と思うひとはスケジュールを若干前倒しにして頑張ってみるといいのではないでしょうか?

ぜひ、頑張ってみてください!

 

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