大学生になって、旅行や帰省などで東京から大阪など長い距離を移動する機会は増えたと思います。特に、就活中の学生なんかは新幹線で地元と東京を行ったり来たり… なんてこともしているのではないでしょうか?
そこで、ぜひ知っておきたいのが、うまい「学割」の使い方です。学割を使いこなすことができれば1回の移動で約 2,000円は浮かすことができてしまいます。
学割というのは学生に与えられた特権みたいなものです。使えるときにうまく活用しておきましょう!
目次 (クリックでジャンプ)
Webで学割申請はできるのか
結論から言うと、新幹線の学割申請はWebではできません。なぜかと言うことは僕に聞かれてもわかりませんが、おそらく確認が難しいのではないかと。
では、どこでできるかと言うと、JRの緑の窓口でできます。大きな駅には大抵あると思います。
また、自動券売機での学割の購入はできないので、必ず販売スタッフさんのいる窓口にてお買い求めください!
では、ここからは学割のために、緑の窓口で必要になるものを紹介します。
学割申請に必要なもの
学割証
学割証とは、学校学生生徒旅客運賃割引証の通称です。この長い名前の証明書は、大学が発行するもので、「〇〇さんはうちの大学の学生で、これこれの目的のために移動するから割引してや!」といった内容が書かれています。
こんな感じの紙切れです↓(個人情報が多いのでモザイクだらけ…)
学生証
忘れてはならないのが、学生証です。これがないと、いくら学割証があっても学割をもらうことができません。
日本には「学割」と言う素晴らしいサービスがたくさんあるので、学生証は常に携帯しておくようにしましょう!
注意点
では、ここからは新幹線で学割を使うに当たっての注意点や気をつけたいことを書いていきたいと思います。割といつも引っかかる順番にまとめたのでぜひ読んでみてください。
学割の割引は運賃のみ
これはわかりにくいのですが、新幹線の料金には “運賃” と “特急料金” の2種類があり、この合計を運賃として支払っています。
そして、学割が効くのはこのうちの運賃のみです。なので、全体の料金から2割引になるのではないということに注意してください。
とはいえ、全体の12% ~ 14% くらいは料金が割引になります。金欠大学生としてはこれは嬉しい!
これを知らなかった僕は、「絶対に2割引になるはずだ!」と窓口で少々もめました。恥ずかしかったのでやらないことをオススメします。
学割証には期限がある
学割証には、「発行日からおおよそ3ヶ月」と言う期限があります。つまり、夏休み用にと思って発行しておいた学割証は、冬休みにはもう使えないと言うことです。
なので、「何枚も余分に財布にいれておく」と言うことができません。旅行や帰省の際には必ず新幹線に乗るごとに学割証を発行するようにしましょう。
距離の規制がある
学割が使えるのは、新幹線で片道100km より遠い駅に行く場合のみとなっています。逆に言うと、100km 以内の駅に行く場合は学割が使えません。
出発前に距線検索サイトなどを使って101km 以上あるかどうかを確認しておくと良いでしょう。ちなみに、100km が大体どのくらいかと言うと、東京 – 熱海間(111 km)くらいです。
往復券も使える
まずは、往復券でも学割が使えると言うことです。そして、その際に学割証は1枚提示すれはいいのです。
なぜこれが注意しておきたいことかと言うと、「学割証の使う回数を減らすことができるから」です。学割証は1年で10枚以上使うと窓口に申請しなければならなかったりと色々面倒です。
また、往復割引との併用ができる点も嬉しいところです。往復割引とは、片道601km 以上の往復券が1割引になると言うもの。学生割引が2割引なので、合わせて3割引になると言うスーパーコンボです。
これを使わない手はないので、遠距離を移動する学生さんは覚えておきましょう。ちなみに、ざっくりの距離感として東京 – 青森間が630 km くらいです。
格安チケットより確実に安い
学割は、格安チケット売り場などで「激安!」と書いてあるチケットよりやすい場合が多いです。
その理由は簡単で、学割よりも安くしようと思ったらお店の利益にならないから。つまり、学割っていうのはそれほどすごい割引率なのです。
大体格安チケット売り場での相場は「ひかり」の自由席、東京 – 大阪間で ¥13,000 くらい。これに対して学生割引後の価格は ¥11,800くらいです。
往復でいうと ¥3,500 近く安くなるのはやはり魅力的ですよね?
もしかしたら学割より安いチケットも探せばあるかもしれませんが、そんなことをするのは労力的にも割に合わないのでやめておいたほうがいいでしょう。
最後に
新幹線での学割の使い方について説明してきました。使い方次第では年間に ¥10,000円以上のお得になることもあるのでしっかり使っていきたいところです。
学生が使う移動手段は、新幹線の他にも “夜行バス” があります。夜行バスは眠れないからちょっと… という人はこちらの記事を読んでください!
いずれにせよ、費用を抑えられるときは抑えておきたいものです。ぜひ学割をうまく使ってください!