パソコン初心者の人でなくても、誰しも一度は「ブラインドタッチをできるようになりたい!」と思ったことがあると思います。
僕も、大学に入ってノートパソコンを買ってもらってからというもの、ずっとそれを思っていましたが、思ったよりも難しくて、何回も挫折してしまいました。
でも、あることがきっかけで「絶対にブラインドタッチをするんだ!」と思い立って、方法を調べに調べ、ついにたった1週間でブラインドタッチを身につけました。
この記事では、そんな「ブラインドタッチを身につける方法」をご紹介したいと思います。
僕の友達にも協力してもらったところ、5人中3人がブラインドタッチを1週間で身につけることができたので、かなり再現度は高いと思います。
(ちなみに、後の2人も2週間近くで身につきました。)
目次 (クリックでジャンプ)
事の発端は、友達の何気ない一言
僕がブラインドタッチを身につけようと思ったのは、友達のある何気無い一言でした。
「ブログを書いてるのに、ブラインドタッチもできないの?」
その頃の僕は、キーボードをチラチラみながら、少しずつぽちぽちするスタイルだったので、かなりのんびり書いていました。
でも、それでも不満はなかったので、そのまま放っておいたのですが…
それでも、友達のその一言で、俄然やる気が出て、ブラインドタッチを身につけようと心に決めました。
ブラインドタッチを1週間で身につけようと思ったら、大切なことが1つだけ有ります。
それは、絶対にブラインドタッチをマスターするぞ、という強い気持ちです。
と思うかもしれませんが、僕が短期間のうちに身につけることができたのも、その友達にズゴイと言わせたかったからです。
僕がブラインドタッチを教えた人にも、そうした「モチベーション」を持ってやってもらった方がうまくいきました。
なので、あなたもぜひ「どうしてもブラインドタッチを身につける!」という強い意志を持って取り組むようにしてください。
ブラインドタッチを覚える3ステップ
それでは、早速ブラインドタッチの練習方法を紹介していきたいと思います。
一応、今回のこの方法では以下のような人を想定しています。
- 日本語入力でブラインドタッチをする
- パソコンの本当に基礎は大丈夫
- 毎日キーボードに触れる環境にいる
それでは、ブラインドタッチのトレーニングについて以下の3ステップの順に紹介したいと思います。
- まずは基本のポジションを知ること
- ゆっくりと、正確に打つことを心がける
- たくさん練習する
それぞれについて、もう少し詳しくみていきたいと思います!
1. まずは基本のポジションを知ること
いきなりですが、「野球でヒットを打ちたい!」と思った時に一番にするべきことはなんでしょうか?
答えは、もちろん “素振り” です。
素振りには、打撃の基本となる “型” を作る役割が有ります。
ブラインドタッチもこれと同じで、まずは基本の型をしっかりとマスターすることが大切です。
では、ブラインドタッチの型とは一体なんでしょうか?
それは、「どの指でどのキーボードを抑えるか?」ということです。
これがしっかりしていると、以下のようなメリットが有ります。
- 運指が早くなる
- 指が疲れにくくなる
- ブラインドタッチが覚えやすくなる
こうしたメリットがあるので、まずは「どの指でどのキーボードを抑えるか?」ということが大切なのです。
それでは、ここではその最も基本中の基本だけ、紹介します。(それ以外のことは、後で貼るリンク先のHPで試してみてください)
基本中の基本、それはホームポジションです。
ホームポジションとは、その名前の通り「基本となる指の位置(ポジション)」のことです。
それぞれのキーボードの上に、指をおきます。
- 左手の小指「A」
- 左手の薬指「S」
- 左手の中指「D」
- 左手の人差し指「F」
- 右手の人差し指「J」
- 右手の中指「K」
- 右手の薬指「L」
- 右手の小指「+」
図で書くと、このような感じになります。
これをホームポジションと言って、はじめのうちは1つタイピングをしたらこのポジションに戻ることを心がけてください。
※それぞれの人差し指が乗る「F」と「J」には出っ張りがあると思います。ブラインドタッチをするときは、このポッチを感じてホームポジションに戻るようにしてください。
このホームポジションができるようになると、キーボードを打つスピードが格段に早くなります。
ここまでは1日でできるので、ぜひ気張ってください!
2. ゆっくりと、正確に打つことを心がける
さて、ホームポジションを確認したら、次は「正確にキーボードをぽちぽちしていく」練習をしていきます。
これは、野球でいえば「遅い球を、しっかりとしたフォームで打つ」ようなイメージです。
先ほど身につけたホームポジション、そして「どの指でどのキーボードを押すのか?」ということを意識しながら、1つづつ確認していきましょう。
では、それをどうやってやるかですが、以下におすすめのサイトを掲載しておきます。
キーボード練習:https://manabi.benesse.ne.jp/gakushu/typing/homeposition.html
このサイトは、「キーボードをどの指で押さえなければいけないか」が一目でわかるサイトです。
練習をするときは、なるべく下を見ないで、でも間違えないようにタイピングをするようにしてください。
先ほども言いましたが、ここでは「正確に」やることが重要なので、速さを求めようとしなくても大丈夫です。
特に最初のうちはゆっくりゆっくりやるようにしてください。
このリンク先でぜひタイピングの練習をしてみてください。
ちなみに、この「ゆっくりと正確にタイピングをする」ことと、次に紹介しる「たくさん練習する」の比率を、徐々に変えていくことをおすすめします。
僕が友達に教えた感じだと、
- 1~3 日:ゆっくり打つ 8割、たくさん練習する 2割
- 4~6 日:ゆっくり打つ 5割、たくさん練習する 5割
- 7 日~:ゆっくり打つ 2割、たくさん練習する 8割
くらいの割合で練習をするといいと思います。
3. たくさん練習する
さて、いよいよ実践編です。
最後にやることは、たくさん練習することです。
ここまできたら、もう数をやるしかありません。
野球で行ったら、バッテイングセンターでバシバシと打つ。速球でもカーブでも、きた球を打っていく感じです。
ブラインドタッチを身につけたい!という人はおそらく「パソコンを使って文章を書く」ような人が多いと思うので、そういうものでトレーニングがてら作業をしてもいいですし、別で練習してもいいと思います。
僕のおすすめは、この「寿司打」です。
参考リンク:http://typing.sakura.ne.jp/sushida/
学校でもやったことがある人は多いと思うのですが、これがなかなか難しいです。
ブラインドタッチを身につけた僕でもかなり苦戦します。
でも、何日も根気よく続けていれば、1週間もたてばかなり安定して高得点が出るようになります。
これをグラフ化したりして成長を目に見えるようにするととても面白いですよ!
流れてきた寿司を、打つ。打って打って、打ちまくってください。
これを1週間続けるだけで、かなりブラインドタッチが身についているはずです。
ブラインドタッチもどきでも大丈夫?
以上がブラインドタッチの練習法でした。
まとめると、重要なことは以下の3点です。
- まずは「ホームポジション」を覚えること
- 次に、ゆっくりでもいいから正確にタイピングを心がけること
- 最後に、打って打って打ちまくること
これを続けていけば、いずれはブラインドタッチが身につくと思います。
ただ、問題点が1つあって、それは「チラチラと見ながら打つことはできるけど、完璧なブラインドタッチはできない」という状態になってしまうことがある、ということです。
これを、僕は「ブラインドタッチもどき」と呼んでいます。
ブラインドタッチもどきでも、十分にタイピングは速くなります。キーボードをちらっと見るだけでいいので、感覚としてもかなり速くなったと感じるはずです。
でも、完全なブラインドタッチを身につけたいなら、そこで満足してはいけません。
最初にも言った通り、「ブラインドタッチを絶対に身につけるんだ!」という強い意志が必要です。
絶対に下を見ない、でだんだんとできるようになる
このブラインドタッチもどきは、下手をすれば一生そのままです。
では、どうやって “もどき” から真のブラインドタッチ使いになるかというと、これは単純で「絶対に下を見ない」ようにすればいいのです。
“もどき” になる人は、単純に「下を見れば文字がわかる」という安心感があるのだと思います。
そういう人は、いつまでもブラインドタッチが身につきません。
なので、絶対に下を見ないで練習をするようにしてください。
もしそれでも下を向いてしまうようなら、「マスキングテープ」をキーボードに貼って「見てもわからない」ようにしてください。
これを使えば、たとえ下を向いても絶対にわかりません。
これくらいすれば、1週間でも必ずブラインドタッチを身につけることができます。
最後に:一度身につけると忘れない
ブラインドタッチのいいところは、自転車と同じように「一度身につけると忘れない」ことです。
なので、できるようになってしまえば、この先一生役に立ちます。
最近はスマホの普及によってパソコンが使える人は少なくなっていると聞きますが、それゆえにブラインドタッチができる人はかなり貴重なはずです。
是非、身につけてみてください!