林修の講演会から学んだ「話を聞かせる」ための10のテクニック

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つい先日、あの東進ハイスクールの有名講師、『林 修』先生の講演会を聞かせていただく機会に恵まれました。

 

 

この公演、抽選で当選した現役の京大生のみが公聴できるという大変貴重なものでした。テレビで目にしてはいましたが、僕は生の林先生は初めてだったので、抽選に通った日からとても楽しみにしていました。

 

今回は、その林先生の公演から学んだ、話を聞かせるテクニックについて紹介していこうと思います!

 

公演の内容

 

そもそもの講演会の内容は、

「『やりたい事』と『できる事』」

という表題で、大まかにいうと激動の21世紀を生き抜く若者(京大生)はこれからどうあるべきなのかというお話でした。

 

やりたいことをやることも必要。例えば、いまの時代、東大生や京大生は年収や待遇の良い企業への就職の動きが目立つ。確かに、受験勉強を切り抜けてきた君達は勉強はできる。けれども企業に入るということは勉強とまた違った、別の評価軸で評価をされることになる。それが自分にとって有利ならば良いが、不利ならどうしようか考えなければならない。重要なのは、それが有利か不利かを見極める、『メタ的』な視点を持つことだ!

 

200字くらいにまとめるとしたらこんな感じです。内容はとても素晴らしいものでした。

 

素晴らしいものでしたが、それよりも感動したのは林先生の話のうまさ!途中、「いまの世の中、年収が増えても幸福どが上がるわけではない(というデータがある)」と言ったような重い話もあったのですが、例え話などをうまく織り交ぜて、まさに『聞かせる』講義をしていただきました!

 

そんな林先生の講義を受けて僕が気づいた林先生の話のテクニックを10つご紹介します!もし次に何か人前で発表する機会があればぜひ参考にして見てください!

 

林修に学ぶ話のテクニック

 

その1 場をあっためる開口一番のギャグ

まず上手いなと思ったのは開口一番のセリフ

「困りましたよね。外れると思ってたのに、『抽選、当たっちゃったよ』みたいな。しかも朝の10時30分からって早すぎませんか?」

これには京大生は大爆笑。このことばあを皮切りに、林先生のギャグには面白いように笑いが起きました。もしこれが、「どうも、東進ハイスクール予備校講師の林修です」だったらどうだったでしょうか?おそらくその後の内容が全く同じでも全然違った印象を与えていたと思います。

この、本題に入る前のちょっとしたあそびが会場を引き付けたのです。

 

落語の世界には、マクラというものがあります。このマクラは、話に入る前にお客さんの緊張を解いたり、笑いの反応を見て演目を決めたりする役割があります。

「人の心に残る話をしたい」という人は、最初の一言に気をつけて見るのはどうでしょう?

 

 

その2 客観的なデータや有名な人のセリフを引用する

林先生の講義を聞いていて思ったことですが、話の中にことに気がつきます。例えば「年収と幸福度」のデータだったり、今週のある週刊誌の表題だったり、ジャンルは様々でしたがとにかくいろんなところから引用をしていました。

 

別に、公演の中で誰かのセリフや話したことを引用すること自体は珍しくもないのですが、林先生のすごいなと思うところは、

「〇〇年に△△氏が言ったことには…」だとか、「××という本の□□によると…」だとか、とにかくためになる情報だったり自分で調べようと思ったらどの本を買えば良いかわかるくらい綺麗に引用を使っていました。

やはり教育者だなと感じるとともに、こうしたところがテレビで人気の「ためになって面白い」というキャラクターを作っているのだと思いました。

 

 

その2 きちんとした下調べ

さっきの引用の話にも繋がるのですが、とにかく今回の講義の内容について詳しく調査されていたんだなという印象を受けました。もし語らせたら公演の時間の3倍くらい話せそうでした。

また、端々に織り込まれるジョークにも、京大生のことをよく知らないと笑えないようなネタもいくつか仕込まれていて、ロザンの宇治原さんあたりに聞いたのかなと思いました。

 

自分の語るテーマについては、少なくとも話を聞く人よりも詳しくなくてはいけないのは当たり前です。当たり前ですが、意外とできていない人が多いようなのも事実。どんな質疑が来てもしっかり応答できるようにしておくとよい発表ができるでしょう。

 

また、この下調べがあるからこそ様々なところで生まれる『アドリブ』にもしっかり対応していたように思います。

 

その4 絶妙に間をとる

林先生はよく授業中に水を飲むのですが(本人曰く、「よく喉が乾く口の形をしているのだとか…」)、そのタイミングを見ているとどれも笑いをとった前後。他にも、大切なことを話すときのちよっとした間の取り方などがすごく印象的でした。

 

相手が話について来ているかどうかを見たり、大切なことを意識させたりと間の取り方は大切だという認識は皆さんもお持ちかもしれませんが、林先生はどのように間をとるかのお手本としたいくらいこの間の取り方がうまかったです。

 

その5 ここでしか聞けない話をする

今回の公園では、要所要所に、

「これはSNSには書かないで欲しいんだけど…」

「実はテレビでは〇〇って言われてるけど楽屋では…」

のように、少し秘密なことを何度か口にしていました。

 

本来、大学生を相手にする公演なのだからもしSNSに書き込まれたらまずいことは最初から言わないはずです。なのであれはおそらくギリギリ大丈夫なのでしょう。(ここでは書きませんが!)

しかし、ここでしか聞けない話のように見せかけることで、「今あなたが聞いている話は他では聞けない価値があるんですよ!」と印象付けることができます。

 

その6 レジュメは見ても、レジュメを読まない

林先生は、レジュメを持ち込んでいました。僕は、個人的にはレジュメを読んで進める授業は苦手なのですが、林先生はそのレジュメを読まずに、話の内容の確認や細かい数値などのデータの称号に使っていました。

 

レジュメというと、『読み上げるもの』という印象が強かったのですが、本来は話の筋や覚えきれない細かいデータを書いておくという林先生の使い方が正しいような気がしました。

 

今回は違ったのですが、特にPower Point のスライドを使うときなどは、手元に配る資料がスライドと同じだと聞く方は見る気がしなくなります。どちらに何を書くべきなのかをしっかり押さえておきましょう!

 

その7 自分の知っているテーマに引きずり込む

今回のテーマに、「集団の中の自分の立ち位置をつかむこと」(林先生は確か『群像の感覚』と言ってました)の話が出ました。

これは、社会に出てから大切なことだと言っていて、「ハハァ、なるほどな!」と思ったのですが、それよりもすごいなと思ったのがたとえに用いた表現。なんとこの『群像の感覚』のことを伝えるために、なんと三国志をたとえに使っ他のです。(多多たた益々ますますべんずでした!)

 

これは、現代文の塾講師ならではだと思います!これなら、勉強にもなるので一石二鳥!他にも、受験勉強に全く関係ないことも国語に絡めて例えてくれるのでわかりやすかったです!

 

その8 〇〇なんだけど、使う

普通、講演をする人が伝えたいことは「一般的にはこうだと思われているけど…実はこうなんだよ!」ということです。そうでなくて、一般的に人が思っていることをいうのならわざわざ著名な人が前に出て話たりしないですよね。

 

というわけで、講演会ではよく世間一般的に思われていることや、公園の聞き手が当たり前だと思っていることを否定することが行われるのですが、そんな時に林先生が使っていたフレーズが、

「京大出身なんだけれども、社会に出てから役に立たない」

「部下としては優秀だけれども、こいつが上司になったら使えない」

という「〇〇なんだけど…」というフレーズでした。

 

この表現は、意外性をアピールすることもできるので是非使って見てください。コツは、〇〇なんだけど△△の〇〇と△△に、「え? 意外!」と思わせるようなことを入れて見ることです。

 

その9 笑いを取ることを恐れない

今回の講演会は、結構頻繁に笑いが起きていました。こんなに盛り上がっている講演を聞くことができてとても良い経験でした。

 

しかし、いくら林先生とは言えずっと笑いをとっていたわけではありません。何回かに一回は、滑ったりはずしたりしていたところもありました。ですが、先生のすごかったところは、

「笑いを取ることをやめなかった」

ことだと思います。滑ったギャグ乗っことは、講演が終わったら皆忘れてしまいます。そして、「面白かった」、「盛り上がった」などの印象だけが頭に残ります。

 

もしもあなたがプレゼンや講演会に「笑い」を求めるなら、多少失敗しておめげずに最後まで笑いを取り続けましょう!

 

その10 最初から最後まで伝えたいことは1つだけ

今回の講義で1番すごいなと思ったところは、「最後まで伝えたいことがぶれなかった」こと。最初にギャグで言っていたことや、何気ない雑談などが最後の伏線になっていたり、意外なところで引用されたりしていてとても面白かったです。

 

この、何を伝えるかというのは多すぎると話がまとまりません。今回のこのブログも、「話を聞かせる」ための10のテクニックのことについて書こうと思ったので、林先生の話の内容にはほとんど触れていません。このように、伝えるものは多くても2つにすべきで、それをいかに伝えるかが鍵になります。

 

これはプレゼンでも同じこと、よく言われるのは、1枚のスライドに1つのメッセージ、1つのプレゼン全体で伝えたいことは1つ。これらを守れば、聴き終わった相手は「こういうことが言いたかったんだな」と納得してくれます。

 

最後に

林先生は、とても話がうまかったです。普段の授業ならほとんど埋まらないし、途中で飽きて帰ってしまうような京大生が立ち見が出るくらいたくさんの人で溢れかえっていました!

 

この話を聞かせるテクニックを覚えておけば、誰でも自分のプレゼンや講演などを少しでも上達することができるのではと思います!

 

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