寝違いがおこる人はよくわかると思いますが、誰かに呼ばれて首を後ろにひねったり、ちょっと上に手を伸ばそうとするだけで痛みがあるのはかなりツラいですよね?
僕も高校生の時によく寝違いを起こしていました。そして、その時にかなり調べ物をして「この対処法ってNGだったんだ!」とか「寝違えの予防にはこんなことをするのか!」と驚いたことを覚えています。
この記事では、寝違えの原因を簡単に説明した後、正しい予防法・対策をご紹介します。寝違えがクセになっている人やよく寝違える人はぜひ参考にしてみてください!
目次 (クリックでジャンプ)
寝違いの原因は3種類
まずは、寝違いの原因について簡単に説明します。
寝違えの原因については詳しくわかっていないことが多いので、あくまで簡単に説明します。詳しいことが知りたい人はお医者さんにでも相談してみてください!
1. 神経が圧迫されておこる
寝違いの主な原因として、神経が外部から圧迫されて痛みが生じるものがあります。神経は繊細なため、寝ている時に変な寝方になってしまったり圧がかかると体が痛んだり、動きづらくなったりします。
2. 関節の動きが制限されておこる
関節の間の組織が関節に挟み込まれ、刺激をされることで痛みが生じるケースもあります。こちらは首の痛みが圧倒的に高いです。
クセになった寝方をしている人や丸まって寝る人に多いです。
3. 筋肉に負担がかかる
筋肉が凝り固まっていたり、変な寝方で負担がかかっていると緊張したりして痛みが生じる場合もあります。
このケースは他の2つの場合と合わせ、複合的な原因としてよく取り上げられます。
昔から、寝相がいい人は寝違いやすいと言われています。その理由は簡単で、寝相がいい人はずっと同じ体勢で寝ているために同じところにずっと負担がかかるからです。
逆に、寝相の悪い人は適度に負担のかかるポイントがずれるので寝相になりにくいのです。
寝違えを予防するには?
では、上のような原因があるとして、どのようにすれば寝違えを予防できるのでしょうか?お家で簡単にできるようなものを紹介していきます。
出来るだけ仰向け、横向けで寝よう
まず意識したいのは寝る姿勢です。見てきたように寝違えの原因の大きなものは「不自然な体勢で寝てしまう」ことです。コレによって神経が圧迫されたり筋肉に負担がかかってしまいます。
そうならないためには、しっかりと仰向け、もしくは横向きで寝る必要があります。この体勢だと寝返りも打てるので寝違えにくくなります。
反対に、やってはいけないのはうつ伏せで寝ること。首が完全に横向きになるのでNGです。
しっかりとした枕を使おう
寝るときの姿勢と同じくらい大切なのが、寝具です。特に枕は自分に合ったものを使っていないと首が疲れてしまいます。
枕の選び方のポイントとしては、自分の首と体がまっすぐになりしっかりと落ち着けるものがオススメです。沈みすぎたり、硬すぎたりしないものを選びましょう。
また、マットレスなども沈みすぎなかったり、寝返りを打てるくらいの広さのものを選ぶようにしましょう。
ちなみに、僕が今使っている枕はコレ!
カインズホームでそこそこ安く売っていた枕にタオルを巻いたやつです。
このように、枕は値段が高ければいいというものではなく、自分に合ったものがあるのでぜひ色々なものを試してみてください!
酔っ払ったまま眠らない
お酒をいただいた後は、寝違えが非常に起こりやすくなっています。その理由は、以下のようなものが原因です。
- 末端の血流量の低下により、体が固まる
- 酔っていると寝返りの回数が減る
このため、お酒を飲んだ後は少し時間を置いてから寝る、水分をしっかり摂ってから布団に入るなどの対策を立てるといいでしょう。
水分補給やミネラルの補給をしっかりとする
お酒を飲んでいなくても、上に書いたようなことが起こります。そのため、普段から水分をしっかり摂るようにしましょう。
また、ミネラルが不足すると足が攣ったり痙攣が起きたりするなど快適な睡眠ができないことがあります。
“よく眠れないな” という人は寝る前にミネラル・水分をよく補給しましょう。
部屋を暖かくして寝てみよう
部屋が寒いと筋肉が固まったり動きがガチガチになってしまいます。しっかり暖房をつけたり、部屋を暖かくして寝ましょう。
同じ理由で布団をしっかりと分厚くしてもいいのですが、そうするとどうしても布団の重さが体にのしかかり、身動きが取れなくなってしまうことがあります。また、寝るときと起きる時の気温の差が激しいとそれだけで神経にダメージを与えてしまうので注意しましょう。
加えて、ゆったりをした締め付けのないパジャマを着用することも大切です。
普段から背筋を伸ばした姿勢を心がけよう
少し前、「スマホっ首」という言葉が流行りました。スマホの画面を見るために首を前に伸ばすので、首が前側に伸びてしまっている状態です。
また、スマホだけではなくてパソコンや本などの小さい文字を見たりする時などはどうしても姿勢が曲がってしまいます。
寝ている時はもちろんですが、起きている時の姿勢もしっかりとしていないとどこかに負担がいってしまうので注意しましょう。
精神的・身体的な疲れが寝違いを起こす場合も
寝違えは体が疲れていたり、ストレスがかかっている時にもおこることがよくあります。上記の対策を全てしているのにどうしても寝違えてしまうという人はリラックスする方法も探ってみましょう。
僕が思いつくのは下のようなものですかね…
- あったかいものを飲んで寝る
- ストレッチをして体をほぐす
- ヒーリング音楽をかけて寝る
- ジャスミンなどの落ち着く香りを嗅ぐ
ただし、長期間続くようなことがあればもしかするとなんらかの病気のサインかもしれないので病院に行くようにしましょう。
寝違いは正しい知識で予防しよう
寝違いは誰にでもあることですし、完全に予防することはできません。ですが、寝違えになる理由をしっかり知っておけば対策をすることは可能です。
特に、1ヶ月のうちに何度も寝違えがおこる人はなんらかの原因があるはずです。以下に紹介してきた寝違えの対処法をまとめたのでぜひ直してみてください。
- 仰向けで寝る (うつ伏せはNG!)
- 自分に合った枕を使う
- 酔っ払ったまま寝ない
- 水分・ミネラルをしっかり摂る
- 部屋を寒くしないように気をつける
- 普段から姿勢をしっかりとする
- ストレスを溜め込まない