大学生になると、周りの人が色々な資格を取っていて焦ることってありますよね。
特に、最近では良い大学に入っても希望先に就職することが難しいと言われているので、自分も何か取っほうがいいかな?と思う人も多いと思います。
でも、断言しますが、「むやみやたらに資格を取っても全然意味がない」です。
この記事では、就活をした友人の話をもとに、大学生が取っておきたい・持っておきたい資格を3つ紹介します。
それは、以下の3つです。
- 普通自動車免許
- TOEIC・TOEFL
- ITパスポート(文系)、簿記(理系)
どんな資格を取ったら良いか迷っている人は、ぜひ参考にしてみてください。
目次 (クリックでジャンプ)
資格は何のためにあるのかを考えてみよう
さて、いきなり「どの資格を取るのが良いのか?」の前に、何のために資格を取るのか、ということについて考えてみたいと思います。
資格とは、なんでしょうか?
Wikipediaによると…
資格(しかく、英:Qualification、Certificate)は、ある行為を行うために必要若しくは相応しいとされる地位や立場をいう。
というものらしいです。他の辞典や辞書などでもほとんど同じでした。
この定義に沿っていえば、大学生なら誰しも1つは資格を持っていることに気がつくと思います。
そう、大学卒業資格(学士号) ですね。
これがあると、大学で学問を修了したという証明になるのです。
まとめると、資格というのはその人の能力を保証してくれるものだということです。
では、ここで大切なのは何かというと… ズバリ、「保証してくれている能力・技能は就職に必要なものか?」ということです。
わかりやすくいうと、例えば “プラモデル技能検定1級” とか、”将棋アマチュア名人”とかの資格を持っていても、決して就職には有利にならないということです。
こう聞くと当たり前に聞こえるかもしれませんが、「なんでも良いから、資格をたくさん取ろう!」みたいな思考のひとが陥りやすいミスです。
と疑問に思う人が多いと思います。
そこで、この記事では、これから3つの「これは取っておいて損はないよ!」という資格について紹介したいと思います。
1. 普通自動車免許は鉄板です
まず、圧倒的にオススメしたいのが、普通自動車免許です。
もう持ってるよ、という人は素晴らしいと思います。
自動車なんて乗らないと思っている人も多いと思いますが、それは就活を舐めまくっています。
免許を持っていないと、こんな感じになるそうです。
\とある採用面接でのワンシーン/
これ、実話みたいです。
僕たちの年代だと、自動車免許なんて持っている人の方が少ないかもしれませんが、大人の世代は割と持っています。
なので、向こうは「持っていて当然」のように思っていることも多いので、手に入れておいて損はありません。
まぁ、あとは普通に個人の証明書がわりになるので財布に入れておくと重宝したりします。
後から取ろうと思ってもなかなか時間がないという話も聞くので、ぜひ大学生のうちにとってみてはどうでしょうか?
2. TOEIC・TOEFLは英語力アピール以外にも!
さて、2つ目のオススメ資格は、TOEIC・TOEFLです。
先ほども言ったように、資格は「何かの技能・能力を保証するもの」ですが、このTOEFL・TOEIC は言わずもがな、あなたの英語能力を測るものです。
英語なんて使わない職業につくよ… と思っている人もいるかもしれませんが… それは甘い!
今では、どんな職業にも英語は必須と言われています。接客はもちろんのこと、地方の町工場にも海外から発注が来たりする時代です。
しかも、数年後には東京オリンピックや大阪万博などのイベントが控えていることもあり、どの会社も英語ができる人材が欲しいところなのです。
さらに、転職を考えてみると英語資格があるとないとでは全然違います。
TOEFLもTOEICも「公式証明書」の有効期限は2年間ですが、とった点数は永遠に変わりません。
つまり、何年先でも有効だということです。
なので、一旦TOEFLで高得点をとっておくと、選択肢がバリバリに広がります。
この先、日本だけで生活をしていけるかという不安も考えると、時間のある大学生のうちに高得点を叩き出しておくと良いと思います。
僕のオススメは、TOEIC です。理由は簡単で
- ビジネス英語を使う
- TOEICの方が、勉強すれば伸びやすい (主観です)
- リーディングとリスニングだけなので、受験をやった人は有利
- 受験料が安い
などのメリットがあるからです。
3. ITパスポートは文系に必須の試験かも
さて、3つ目の資格は文系と理系で少々違います。
文系の3つめにおすすめの資格は、有名なITパスポートです。
IT(インターネット・テクノロジー) に関する国家資格です。
経営のことやマーケティングのこと、インターネット・セキュリティやITの知識など、パソコンやネット周りの簡単な知識を有している、ということの証明になる資格です。
名前だけ聞くと、プログラミングをバリバリやってそうな理系の大学生が持っていそうな資格ですが、実はそうではありません。
最近では、インターネット技術はどんなところにでも使われています。なので、出題範囲もデジタルマーケティングのことからネットの法律など多岐に渡ります。
この資格は、ぶっちゃけて言えば理系学生はいらないと思います。
知っていて当たり前、とまでは言いませんが、スキルに関しては実際にパソコンを触っている方が身につきます。
逆に、文系の学生がこれを持っていると「あ、そこそこネットに詳しいんだな」と思ってもらえるところが多いです。
こうした意外性は、好感を持ってもらえることが多いです。経済学部の学生がファイナンシャルプランナーとかを持っているよりも、こちらの方が絶対に目を引くし、有効です。
なので、是非とも文系学生には知っておいて欲しい資格の1つです。
3. 理系大学生は、簿記(ファイナンシャル系)はあると良い
先ほど、「意外性」というキーワードを挙げましたが、理系学生が意外性を出そうと思ったらとっておきたいのが「簿記」か「FP(ファイナンシャルプランナー)」です。
簿記とは、帳簿(会社の家計簿みたいなもの) に売ったり買ったりしたものを記録していく技能の資格です。
会社の損益を掴むことができるので、お金・ビジネスに関する体系的な知識が身につきます。
ファイナンシャルは「お金」、プランナーは「設計者・計画立案者」の意味。つまり、お金に関して人生設計を立てたりする資格です。
3級 ~ 1級まであり、2級以上を持っていれば優秀と言えるでしょう。
時間があれば、どちらの資格もとっておきたいところです。
簿記に関しては、実際に帳簿をつける人は多くはないと思いますが、お金の流れを把握したり、会社の決算表を読むことができるようになるのでぜひ身につけておきたい技能です。
また、将来的に株の取引を行いたい人などは必要になってくると思います。
一方でFP の資格も、実生活にかなり役立ってきます。
人生の中で、お金が絡まないことってほとんどないんですよね。結婚しかり、マイホーム・賃貸しかり、医療、年金、保険…
こうした生活のあらゆる場面でどういうお金がどのくらい使われて、それが後々どう活きてくるのか、みたいなことが学べます。
大学生の多くは、「社会に出るとお金の知識が自然に身につくんだろうなぁ…」と漠然と考えている人も多いかもしれませんが、そんなことはありません。
しっかりと勉強しておかないといろんなところで損をするばかりです。
特に、文系の学生ならば一般教養としてかなりしっかりとした知識を持っている人も多いのですが、理系学生はファイナンスに関してはてんでダメ、という人が多いように思います。
どちらの知識も、実生活で役立って、就活で有利に働くものなので、是非とってみてください!
最後に:自ら市場価値を高めよう!
以上が大学生がとっておきたい資格の紹介でした。
資格は、持っているとその技能を保証してくれるものです。これは、初対面で行われる面接などでは参考資料の1つとしてたいへん重要なものです。
また、気休めですが、資格を持っていると勉強したという自身が付きます。不安がちょっと消えるので、ストレス対策としても良いと思います。
ぜひ、自分に必要な資格をしっかりととっていってください。