僕は、2年前にやぎぺーさんという人に憧れて、なんとなく色々ヒッチハイクをしてきました。
この2,3年で九州や四国など日本国内のいろんなところに行って、いろんな人に会ってきました。その経験や体験は確かに僕の人生にとって大切なものになっています。
そこで、この記事ではヒッチハイクを通じて僕が感じたメリットや失敗などを紹介できたらと思います!
これからヒッチハイクをしようと思っている人や「ヒッチハイクに興味がある人」はぜひじっくり読んで見てください!
目次 (クリックでジャンプ)
ヒッチハイクのメリット
まずは、ヒッチハイクをするメリットについて考えてみようと思います。いろいろありますが、僕が考えたことを中心に書いています!
1. さまざまな人に出会える
ヒッチハイクで車に乗せてくれる人、そこで出会える人は実にさまざまです。
僕も、元ゴルフ選手や、甲子園出場選手、気のいいおじいちゃんや元ヤーさんなど普段の生活では絶対に会うことができないだろう人と話をすることができました。
自分のテリトリーの外に出てみると、いろんな人に会うことができます。頭ではわかっていても、自分で体験として感じることとは全く違います!
2. 交通費が浮く
当たり前ですが、交通費が一切かかりません。
特に高校生、大学生などお金に余裕がなければこれは本当にありがたいですね。
これだけのためにヒッチハイクをするのは正直どうかとも思いますが、メリットの1つであることは確実です。
3. コミュニケーション能力と度胸がつく
ヒッチハイクで乗せてもらった人とは、当たり前ですが初対面。そんな中で、会話を進めて行くのは本当に度胸がいります。
自分と共通の話題を見つけることだけでも一苦労なので、僕も最初の方は、「今日は天気がいいですね」とかしか話せませんでした。
でも、何回もやるにつれて初対面の人と話すコツやいろんな背景を持った人との話し方などを身につけることができました。
ヒッチハイクで培われるコミュニケーションは、教室やオフィスにいては絶対に身につきません。
ある意味では何よりの修行になります。僕も就活で無双(?) できるのはヒッチハイクのおかげだと思っています!
4. スリリングな旅ができる
はっきり言って、デメリットになるかもしれませんが、僕的にはメリットだと思っています。
旅行って、計画を立てていくという人がほとんどだと思うのですが、ヒッチハイクは予定通りに物事が進む補償はどこにもありません。
なので、良く言えばスリリング、悪く言えば行き当たりばったりです。これが楽しめるようになるとヒッチハイクにどんどんはまっていくようになります。
5. 現地の人しか知らない情報を集められる
これは当たり外れがあるのですが、ヒッチハイク中の車の中での会話で「現地の人しか知らない」情報をつかむことができます。
例えば、香川県に行った時は「おいしいうどん屋さん」を教えてもらいました。うどんの食べ方とか「うどんのコシとは何か?」などの話が盛り上がったのでめちゃめちゃ勉強になりました!
ただ、ハズレがあったり現地の人ではなかったりするのでこれは本当に “運が良ければ” ですね!
6. 失敗談も飲み会で語れば良い
あとで、僕のヒッチハイクの失敗談を書きたいと思いますが、こうした失敗談も「笑い話」にできるので、オススメです。
いろんな学生ブログを見ていると、「就活の時の話題になる!」「人脈が広がる!」などと書かれていることもありますが、そんな大それたことではなくても、
って言えるだけで、結構盛り上がったりします。
なので、若いうちにやっておいた方がいい経験の1つとしていろんな人に勧めています。
ヒッチハイクのデメリット
デメリットはミツからないのですが、強いてあげるとすれば、さっきも言ったように
時間が読めないこと
です。
慣れてくれば、だいたいこんなもんかという感じで概算が出せるのですが、はじめのうちは山の中にほっぽり出されて、最寄りのコンビニまで徒歩30分なんてこともありました。
- 予備の時間は十分にとっておく
- 代替案を考えておく
といいでしょう。
また、最初の方は「断られると相当へこむ」というメンタル面でのダメージもあります。
僕も、コレを知りつつチャレンジしたのですが、最初の30分車を捕まえられなくて、もう泣きそうになりました…
ナイーブな人はともかく、けっこう外交的だと思っている人でも、チリチリと心が痛むので、覚悟して挑戦するようにしてみてください!
日本でのヒッチハイクは危険?
今までのヒッチハイク経験から言うと、危険な状況に陥ったことはありません。(あくまで命のお話ですが…)
日本なんて、公園で寝ても命取られないので、そこまで神経質にならなくてもいいかなと。
ただし、女性一人というのは少し心もとないかもしれませんね。実際、いい噂と同じくらい悪い噂も耳にします。
女性は2人以上で行動した方が安心だと思います。
大切なことは、怪しいと思ったらもったいなくても断ることです。”へんなやつ” と直感で思った人でまともだった人はあまりいません…
特に、初めのうちは「これを逃すとチャンスがないかも」と思ってしまいがちですが、大丈夫です。命がある限り、何度でもチャレンジできます。
あとは、「ヒッチハイクをしているといろんな人に言ってある」、「〇日後には東京についてないと母が心配する」など多くの人が知っているとほのめかすことで相手にへんな行動を起こさせる気をなくすなどのテクニックもあります。
あくまで安全に楽しむようにしましょう!
ヒッチハイクってどんな人が乗せてくれるの?
最初の方は、僕も
と思っていました。やっていくうちにぼんやりとわかってきたのでその疑問についてシェアしたいと思います。
ヒッチハイクで乗せてくれる人は、圧倒的に1人の男性の方が多いです。
理由は、おそらく
- 自分もやっていたから
- 寂しいから
この2点だと多います。
特に、話してみると、「俺も若い頃は…」と語り出すオジサマも多く、会話が盛り上がります。
車に乗ったあとの話し方にはここら辺にコツがあったりします。例えば、相手がヒッチハイクをやっていた人だったらその時の話を聞いたりすると会話になります。
また、寂しい人ならとにかく相手の話し相手になるように努めます。
ヒッチハイクに必要な持ち物
- スケッチブック
- 太いマジックペン
- 全国高速道路地図
本当にこれだけです。
スケッチブック
スケッチブックに関しては経験上ペラペラすぎず、重すぎないことが重要。100均のスケッチブックだと雨風で崩壊しました(笑)今まで使ってきたものの中では大きさの割に軽くて丈夫なマルマンのものがオススメ!
マジックペン
マジックペンは太ければ太いほどいいです。
あとで紹介しますが、ヒッチハイクって止まってくれるか止まってくれないかの勝負なので、文字は大きく、見やすくが基本です。
なので、しっかり書けるやつを買いましょう。僕はポスカ派!!
全国高速道路地図
乗せてもらった人に説明するためにも、地図は持っておいた方がいいです。特に、高速道路を使うとしたらそれ専用のものを持っておきましょう。
ヒッチハイカー御用達なのは、この全国高速道路地図です。日本の高速道路を全て網羅していて、サービスエリアの大きさや施設なども分かるので、これさえあれば必要な情報を全て手に入れられます。
ヒッチハイクでの車の止め方のコツ
ここからは実際にヒッチハイクでどうやって車を止めるかを解説していきます。
ここでは簡単にですが、”個人的にここが大事かも!” と思うポイントについて解説していきます。
1. 文字は綺麗に、大きく、見やすく
ヒッチハイクで乗せてもらえるかどうかの一番のポイントは、運転中のドライバーにどうやって興味を持ってもらうかです。ここで目を引くことができないと、本当に捕まりません。
そしてそれに一番関連してくるのは、文字の大きさと綺麗さ、そして見やすさです。
デザインの巨匠は、こう言いました。
“Design’s fundamental role is problem solver.”
デザインの基本的な役割は、問題の解決者であるということ。
Fast Company
あなたがスケッチブックに描く文字で、ドライバーはあなたを車に乗せるか乗せないかを一瞬のうちに判断します。
心がけるのは、
- 綺麗な文字で
- 大きく
- わかりやすく
です。
2. 服装
意外とみんな無頓着の人が多いですが、服装は大事です。
見た目って本当に大事。
僕がヒッチハイクをしていて、途中から感じたのですが、「清潔だけどお金がなさそう」という服装が一番乗せてもらいやすいです。
いつも意識していることは、
- 白いTシャツ
- チノパンとか半パン
こんな感じで入れば、「おっ、乗せてやろうか」という感じになるのではないでしょうか?(あくまで主観なのでわかりませんが)
3. 笑顔
笑顔、めちゃめちゃ重要です。特に、サービスエリアなどで声をかけて乗せてとお願いするときは特に。
最初のうちは意識してできるのですが、疲れてくると途中からだんだんと表情が死んでいきます。
常に笑顔を心がけてください。
4. 車が止まりやすいポイント
車が止まりやすいポイントって、あるんですよ。例えば、
- ヒッチハイカーを見たらすぐに止まれるくらい速度が緩やか(信号とかも良し)
- 路肩に車を止められる
- 適度に明るい
とかですかね。
ここら辺は実際に自分で車を運転してみるか、何回もやって体感するしかないと思います!
ヒッチハイクについて書かれている本
という方もいることと思います。僕も、初めてスケッチブックに行き先を書き、道路に立っていたときはめっちゃ不安でした!一生忘れないと思います。
心配な人は、ヒッチハイクに関する本を読んでみるといいと思います。この本とかは、女性のヒッチハイカーの方の本で、界隈でも割と有名なものです。
参考になる部分が多いと思います。「やってみよう!」という気持ちになること間違いなしなのでぜひどうぞ!
ヒッチハイクの心得
最初にも少し書きましたが、ヒッチハイカーが忘れてはならないのは、「乗せていただいてありがとう」というドライバーさんへの感謝です。
いうなれば、自分はただのりさせてもらうわけですから、会話で相手を楽しませてあげたら、ガソリン入れるのを手伝ってあげたりするのが当然です。
ヒッチハイクをしていると、日本っていい国だなあとか、日本人でよかったなぁ、なんて思いは自然に湧いてくると思います。
何かをもらったら、何かをお返しする。それが同じ人でなくてもいいのです。
ヒッチハイク失敗談
ここからは少し恥ずかしい話。僕のヒッチハイクの失敗談です。
これからヒッチハイクをしようという人にとってはあんまり楽しい話ではないかもしれないですが、「こんなこともあるんだ…」くらいのつもりで読んでみてください!
これまで数々の失敗をしてきましたが、大きくまとめるとこの二つ。
- 小さなサービスエリアに降りてしまった
- 場所が悪かった
小さなサービスエリアに降りてしまった
これは、ヒッチハイカー初心者なら絶対にやらかすといってもいいミスです。しかも、頭ではわかっていても。
これで何度サービスエリアで夜を明かすことになったか…
一番やりがちなのは、全然車が捕まらなくて、1時間待ってようやく止まってくれた車に、「〇〇までなら行くけど」と言われ、乗ってしまうことです。
と思って乗ってしまうと、今度はもっと車の少ないところに放り出されるというわけです。
ひどいことに、この負のスパイラルに一度陥ると、反省するまで抜けられません。
ヒジョーに危険ですが、こういう失敗はあるものだと思って気にしない方がいいです。
人は失敗を糧にして成長するのです。
場所が悪かった
これは意外に気がつきません。ヒッチハイカーのブログなんか見てても、場所によって全然違うので。
一般論は、あくまでもセオリーであって、解答ではありません。
あまりにも長く車に止まってもらえないようなら、ヒッチハイクをする場所やスケッチブックに描く行き先を変えて見ましょう。
恥ずかしい…
最後に:もし興味があるなら、やってみよう!
ヒッチハイクは、面白いです。ただ単に無料で目的地に着く!という以上のものがそこにはあります。
ヒッチハイクを通して、僕は色々なこと学びました。
人との出会いが、僕を変えました。
僕は、ヒッチハイクの素晴らしさを伝えたい。そんな思いでこの記事を書きました。
これを読んで、ヒッチハイクをしようかな?でも…という人の背中を押してあげることができたら嬉しく思います。
では、あなたの旅が良いものになることを祈っています!