1度見たことをずーっと暗記しておくことができたら!… と思ったことはありませんか?
それは無理だとしても、自分にも暗記力がもっとあれば!と思う人は多いと思います。
そこで、この記事では僕が受験時代に使っていた効率的な暗記法をご紹介していきたいと思います。全部で7つありますが、全てを実践してみる必要はありません。
と思ったらその方法でチャレンジしてみればいいですし、逆に
と思ったらまた別の暗記法を見つけましょう。
とにかく大切なことは、早く自分にあった暗記法を見つけることです。
では、紹介していきたいと思います!
目次 (クリックでジャンプ)
1. 音読をして脳に叩き込む
音読は、僕の受験の全てと言っても過言ではないというほどやりました。
音読は、
- 目で見て
- 声に出して
- 自分の声を耳で聞いて
という3つの感覚を同時に使うことができるのです。
このため、普通に読んで覚えるよりも3倍の効果があると僕は思っています。実際には3倍もないかもしれませんが、それでも効果が大きいことだけは確かです。
しかも、英語の場合には正しい発音で口に出すことでリスニングや発音記号の問題の対策になります。国語の場合は読みの問題や語彙の対策になるので1石3鳥になるのです。
音読のいいところは他にもあります。それは、”ぼーっとしているとわかる”ということです。ただ読むだけ、書くだけだと何も考えずにだらだらとしてしまったり、途中で居眠りしてしまうこともあります。
音読は、声に出し続けることで適度な緊張感を保つことができます。こうすると集中して暗記に取り組むことができるのです。
この他にも、音読には色々なメリットがあります。僕が一番オススメするのは、この音読です。
2. 紙に書きなぐって覚える
先ほど紹介した音読はオススメなのですが、一つだけ欠点があります。それは、”静かなところでできない” ということです。そんな時に僕がやっていたのは、紙に書きなぐることです。
「え、普通…」と思ったかもしれませんが、普通の暗記法というのもメリットがたくさんあるのです。
その1つは、自分の手を動かして書きまくることにあると思います。体を動かすことでいい刺激になりますし、書いて、目で見てなので良く考えたらこの方法も2つの器官を使っています。
もしあなたが紙に書く暗記法をするなら、赤色、もしくは青色のペンを使うことをお勧めします。その理由は、色付きのペンを使うと記憶に残りやすいからです。
裏紙などを取っておいて、ペンで書いて書いて書きまくりましょう!
3. ホワイトボードや壁に貼って常に見る
もし家にホワイトボードやコルクボードがあるなら、紙に覚えたい単語や事柄を書いて貼っておくといいでしょう。
まぁ、今の時代はあまりホワイトボードやコルクボードがないと思います。そんな時に、僕が使っていたのがポストイットです。
↑このくらいの少し大きめのポストイットを壁やトイレの扉などあちこちに貼っていました。そして、覚えたと思ったら剥がすを繰り返していました。
この方法だと壁は汚れないですし、結構な量を覚えることができます。
注意点としては、貼る場所はなるべく目につくところにすることです。
自分が毎日目にするところに貼っておくことで一日に何回も復習することができます。
僕のオススメは、トイレの扉と勉強机の上です。現役の時はベタベタ貼っていました。あまりやりすぎて怒られないように注意してください!
ちなみに、今では100円均一で小さな「ホワイトボード」が買える時代になりました。ホワイボードで勉強する人も増えていると聞きますし、シールタイプのホワイトボードを机に貼ったりする人もいます。
アイデアをスケッチしたり、すぐに書けるので勉強の習慣づけにもいいと聞きます。
4. ケータイのリマインダー
僕が大学に入って暗記したいことができたときにやっているのが、このリマインダです。
スマホにデフォルトで入っているものでもいいですし、新しく何かアプリを入れてもいいです。
やり方は簡単で、ただ単に予定として覚えたいことを入れておくだけ。そして、いついつにリマインドするという設定にしておきます。
セットした時間に暗記して入れば「タスク達成」を、していなければ「再通知」を選択します。こうして、ほとんどのことは覚えられるようになります。
少し難しいと思った人は、覚えたいことをスマホの待ち受け画面にしてみてもいいかもしれません。そうすることで、スマホを触るたびに勉強ができます。
一般的には「勉強の敵」のように思われているスマホですが、このようにいい方向に活用すれば勉強の役に立つこともあります。ようは使い方。
テクノロジーはうまく活用しましょう。
ちなみに、朝のアラームを明日覚えたい単語にしておく、というのも僕がよくやっていた方法です。
基本がわかれば自分で応用もできるようになるので、ぜひやってみてください!
5. アプリを使いこなす
もし、英単語など、何か覚えたいものが決まっている場合にはアプリを活用してみてはどうでしょう?
例えば、有名な英単語帳、ターゲット1900はこんな感じのスマホアプリで覚えることができます。
このようなアプリはいまではほとんどの英単語帳にあると思います。しかも無料で!
ターゲットの友1900 英単語アプリ
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このようなアプリは使わない手はありません。
英単語に限らず、漢字や語彙、果てはセンター試験の問題までアプリで解くことができる時代です。何か欲しいものがあったら、アプリストアで探してみることをお勧めします!
6. 日常生活の中で使って暗記する
暗記の効率をあげるのであれば、何度も言っているように”繰り返し” やることが大切です。
でも、そうとわかっていてもなかなかできることではありません。
その理由の一つは、同じことをするのは飽きてしまうからです。そこで、飽きない方法として考えたのが、この日常生活の中で使う暗記法です。
たとえば、molecule という単語は「分子」という意味です。この単語を、例えば「1週間だけ日常生活で”分子” という単語が出てきたら molecule に置き換える」のです。
化学の時間に「水分子が…」というときは「ああ、moleculeね」と思っておきましょう。そうすると、いつの間にか暗記できてしまいます。
この方法の難点は、
- そんなにたくさんの数を覚えておけないこと
- 日常生活で出現する頻度が単語によって違うこと
です。
だから、どうしても覚えられない単語をいくつかピックアップして、その中で生活で使いそうな単語だけに使える裏技みたいに思っておくとイイと思います。
7. 絵やイメージと結びつける
「歴史の教科書で、落書きをした偉人は忘れない」という名言をご存知でしょうか?
これは、記憶が絵やイメージなどと結びついている証拠です。だから、名前を思い出せないけど、肖像画などの絵を覚えている、ということがあるのです。
これは歴史に限ったことではありません。字だけで覚えるのが苦痛な人は、絵やイメージなどと一緒に覚えると記憶が長続きします。
この暗記法のポイントは、実際に自分で絵を書いてみることです。もちろん書いてある絵を使っても良いのですが、自分で書いたイラストだからこそ、記憶に残るのです。
絵を描くときは、
✔ 特徴を強調すること
✔ 端っこにちょこっと意味を書いておく
ことに注意すると良いと思います。
僕は、教科書に落書きばっかりしていました。「落書きしてはいけません!」と言われましたが、暗記のためと思って割り切ってやっていました。
ぜひイラストを描いてみてください!
8. 日常のイベントに紐つけて覚える(歯磨き暗記法)
「もっと簡単にできる暗記法が知りたい!」という方にオススメなのが、コレです。
あなたは普段、歯を磨くとき何をしていますか?
ほとんどの人は、何もしていないか、テレビをぼーっとみるくらいでしょう。その時間を、暗記に当てようというものです。
やり方は簡単で、例えば歯を磨く前に年号と出来事を1セット暗記して、歯を磨き終わった後にそれを覚えているかどうかテストをするというもの。
言うのは簡単ですが、意外と難しいものです。だから、歯を磨いている間に忘れないように何度も頭の中で繰り返しましょう。
一日にこれを2回やるとして、1ヶ月で約60個くらい新しい事柄を覚えていく事ができます。そして、風呂の時にやれば2倍、トイレでも同じことをしたら4倍です。
トイレは冗談としても、毎日やるような食事や風呂、歯磨きなどの時に1つづつでも覚えていけばかなり多くの単語を記憶できますよ!
最後に:いろんな方法を試してみよう!
ここで紹介した暗記法は全て僕が実際にやっていた方法です。このうちいくつかは大学に入ってからでも使っています。
暗記ができるとテストや試験などで得な事が多いです。だから早めに自分にあった暗記法を見つけてそれを使いこなせるようになると本当に強いと実感しています。
ここに挙げた方法以外にも、いろんなやり方があると思います。僕が参考にしていた本はコレです。この本の中にも、もっと別の方法も載っていました。
注意したいのは、ノウハウマスターにならない事。暗記のやり方だけ覚えても暗記できるようになるわけではありません。一つやり方を決めたら、あとは実践あるのみ。
頑張ってください!