大学生になったら、一人暮らしをする人も多いと思います。
仕送り額を決めるときは、多くのサイトや知り合いの話を参考にすると思いますが、サイトだと「だいたい10万円くらいです!」みたいなざっくりした内容しかわからないと思います。
そこで、この記事では
- 仕送りは10万円で足りるのか?
- 実際に知り合いはどのくらいもらっているのか?
- バイトをしている人は多いのか?
など、大学生からの視点や意見を交えつつ、記事を書いていきたいと思います。
ぜひ参考にしてみてください!
目次 (クリックでジャンプ)
大学生への仕送りの平均額は?
2019年現在の大学生への仕送り平均額は、1ヶ月あたり
10万円前後
と言われています。実際、僕もそのくらいですし、周りの人を見渡してみてもこのくらいに収まるのではないかなと思います。
ちなみに、この9万円という数字は20年前の1996年より1万円減っているそうで、その頃から仕送り額の平均はだんだんと減っていっているのだとか…
あまり良くない景気の影響を受けているのかもしれません…
しかも、今ではその頃よりも物価も確実に上がっているので、単純に
と比較するのは少し待ったほうがいいかもしれません。
僕も、最初に一人暮らしをしたいと言った時に、仕送りを7万円にすると言われてしまいました。
そういうときは、しっかりとデータを見せた上で話しあった方がいいと思います!
大学生の生活費は?
では、大学生の1ヶ月の生活費はどのくらいのものなのでしょうか?2019年現在の大学生の1ヶ月あたりの生活費は、
約11万2千円
となっています。仕送りとの差額は、バイトなどで賄っているということになります。
個人的な意見ですが、この11万円というのは「貯蓄を全く含まない」額だと思っています。
だから、例えば
- 夏休みに旅行に行くためにお金を貯めたい
- 就活のために貯金しておきたい
という人はこれ以上のお金を稼がなくてはいけません。
また、大学生活では新歓の時期に飲み代がかさんだり、テスト期間は外食が増えたりするので、意外と11万円に収まらないことも多いです。
つまり…
仕送りの10万円だけでは足りないし、ましてやバイトをしてもちょっとツラい
ということになります。
生活費の内訳は? どこを削れる?
では、ここからは生活費の内訳を見ていきながら、「ここを削れるんじゃない?」ということについても突っ込んでいきたいと思います!
大きく、
- 家賃
- 食費
- それ以外
の支出に分けて見ていきます。
① 家賃 (5万円くらい)
大学生に限らず、生活の大きな支出の一つは住居費、つまり「家賃」です。
どんな風に暮らしていてもこの家賃だけは毎月変わらず出費があるので大学生にとっては頭を悩ますポイントです。
家賃は人や住むところによって多い、少ないが激しいものでもあります。例えば、田舎のボロアパートだと2万円台から物件はありますが、逆に都会の駅近のところなら6万円とか、もっとするところもあります。
また、広さはどれくらいか、トイレ、風呂がセパレートなのか、などによって大きく変わってきます。
が…
この家賃を減らす、ということはなかなか難しいです!
なぜかというと、ズバリ「もう決まっていることが多いから」です。
金欠に困った時点で、これから引っ越そうという人は少ないですよね…
だから、もうこれは「こんなものなんだ…」と諦めるしかありません。仕送りを貰うならば、家賃は最低限のお金だと思います。
ちなみに、家賃のいちおうの平均額を出せば、
約5.2万円
だそうです。
② 食費 (2万円くらい)
次は、食費です。家賃の次に大きな支出になってくると思います。また、家賃いかんで大きく変わるのも食費の特徴です。
というのも、食事付きの寮に住んでいる人は実質食費は買い食いや休日のランチ以外ほとんどかかりませんし、逆にアパートにキッチンがない人なんかは初期日にかなりお金がかかってしまいます。
食費の平均額は、だいたい2万円前後です。
目安としては、
家賃 + 食費 = 7.5万円
くらいで見ておけば間違いないかと思います。
これは、大学生からしたら本当に削りやすいお金です。
でも、長続きしないので限界がきます。
まかない付きのバイトをするなり、工夫してみるといいでしょう。
③ それ以外 (人によって様々)
それ以外の支出は、主に
- 教材費
- 交通費
- 光熱費
- 通信費
- その他の支出
などがあります。このうち、交通費や光熱費などはどうしても出ていってしまうお金としては避けられないものになってきます。
これらの平均の支出額は3万円前後。
と言われていますが、これは本当に人によってそれぞれです。
極論をいえば、家で黙ってじっとしていればほとんどタダみたいなものですし、サークルに行きまくっていたら流石にお金はなくなっていくと思います。
逆にいえば、「今月辛いな…」と思ったら大抵はこの「その他」の出費がやばい時です。
削れるところはしっかり削ってなんとかやりくりするといいと思います!
バイトに関しては、週2回くらいいく人が多い
大学生なら、バイトをする人も多いです。実際、先ほど書いたように生活費のうち約2.2万円ほどをバイトで補っていることになります。
2018年のアルバイトの平均時給は、東名阪の三大都市圏では1021円です。
このように、自分が月にいくら必要で、それにはいくら足りないかを考えてみると、週にどのくらいバイトをしなければいけないか、ということがわかると思います。
僕の友達は、
- バイトをめちゃめちゃ頑張って、遊びに使っている人
- バイトをしないで休みの日などは家でゆっくりしている人
が二極化している気がします。
まぁ、バイトは「今月ピンチ!」ってなってから考えても大丈夫なので、まずは仕送りだけで生活ができるように考えてみるのがいいのではないのでしょうか?
注意するポイント
では、ここからは仕送りにおいて注意するポイントを見ていくとともに、結局いくらあればそこそこに生活できるのかについて考えていきましょう!
1. 住むところによって生活費は変わる
当然ですが、都心部であれば生活費は上がります。これは家賃だけでなく、食材の値段なども同様です。
以前、田舎から出てきた友人がスーパーの野菜の値段を見てびっくりしたといっていました。彼の田舎は野菜は近所の人からもらうものだったみたいです。
また、北海道など寒い地方に住むと光熱費がバカになりません。
住むところによって生活費は変わるので、今までの数字はあくまで全国平均であることを注意しておいてください。
2. あまりに少ないとバイト三昧の日々に
ブラックバイトの噂を聞いたことはありませんか?大学生などを毎日何時間も働かせるようなひどいバイトです。
大学は、勉学、研究をするために行くものです。それがバイトよっておろそかになってしまうようではまさに本末転倒です。
社会経験としてのバイトや就労活動は良いことですが、やりすぎてしまわないように最低限の仕送りはするようにしましょう。
ブラックバイトの噂は、結構耳にします。
例えば、学費を自分で稼がないといけない人が、それを盾に取られて働かされる、というようなケースもあったそうです。
3. あまりに多いと自堕落な生活に?
逆に、あまりにも仕送りが多いと自堕落な生活を送ってしまう可能性があります。人間は与えられた環境に適応してしまうものです。
友人の中には、仕送りの額が減ったから自炊を始めたら家事のスキルがアップしたという人がいます。また、バイトを新しく始めたら成長できて面白いという人もいます。
子供は、仕送りは「あればあるほど良い」と思うものです。子どもの成長を願う意味を込めて、あえて少し足りないくらいの仕送り額がいいかもしれません。
大学生のうちから無駄な出費はしないことを心がける習慣が付けることは将来にとって必ずプラスになるとおもいます。どのように節約すればいいかは、ただの大学生でも貯金がみるみる増える5つのポイント という記事で紹介しています!
4. 程よい額は相談してみて!
1番良いのは、子どもの生活費を把握することですが、それは難しいことが多いでしょう。
僕が考える最適な仕送り額は、
娯楽のためのお金は自分でバイトなどをして稼ぐ
くらいの額になることです。そう見ると、全国平均の月に9万円というのは結構イイ線いっていると思います。
現実的には、家賃 + 食費 に2万円くらいをつけてあげれば最適な額に近くなると思います。もし本当にキツかったりしたら伝えてもらうようにしましょう。
まとめ
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- 大学生への仕送り平均額は、1ヶ月あたり約10万円
- 1ヶ月あたりの生活費は、11万2千円前後。足りない分はバイトで稼ぐ
- 娯楽代をバイトなどで稼ぐ、くらいの仕送り額がちょうど良いのではないか?
仕送り額は大学生の生活にかなりの影響を及ぼします。せっかく大学に入学したのなら、勉学にバイト、サークルや社会活動など様々なことに積極的に経験を積んでほしいですよね。
そのため、仕送り額は多すぎず、少なすぎずといところを意識したいです。それが家賃 + 食費 に2万円くらい、もしくは月に10万円くらいという金額の現れだと思います。
僕もほとんど出てきた数字と同じだったのでびっくりしました。親はもしかしたらとっても考えて仕送り額を決めていたのかもしれません。
皆さんも、以上のことを考慮しつつ仕送り額を検討してみてはいかがでしょうか?