ファッションを勉強しようと思った人が困るのは、「何を勉強すればいいかわからない」ということではないでしょうか?
僕も、ファッションに興味が出てきてからは、「雑誌を読んだ」り、オシャレな友達と買い物をしたりしていました。
そうしているうちに、「これがわかればコーディネート・オシャレのレベルが上がるんだな」ということに気がつきました。
そこで、この記事ではオシャレの基本・基礎がわかる “3要素” について紹介したいと思います。
ぜひ参考にして、普段の生活に取り入れてみてください!
- カジュアルとキレイ目のバランス
- シルエット・スタイル
- 色・カラーコーディネート
目次 (クリックでジャンプ)
カジュアルとキレイ目のバランスが命
まず、1番大事なのが、「カジュアルとキレイ目のバランス」です。
“カジュアル” や “キレイ目” とは何か?という基本的なところから、どのくらいのバランスにすればいいのかと言ったテクニック的な部分までしっかりと解説したいと思います!
カジュアルとは、部屋着やリラックスできるスタイル
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カジュアルとは、普段着としてきている服だったり、ゆったりした服のことを指します。
アイテムでいうと、こんな感じです。
- パーカー
- スウェット
- ジャージ
- ジーパン (種類による)
- プリントTシャツ
カジュアルのいいところは、ズバリ「着ていて楽」なことです。
ただ、その反面、ちょっとだらしなく見えたり子どもっぽく見えたりすることが多いんです。
例えば思い出してほしいのですが、小学校のときの服ってかなりカジュアルよりだった気がしないでしょうか?
ジーパンにスニーカー、Tシャツのイメージが強いと思います。まさにカジュアルの代表的なアイテムです。
だから、カジュアルな服ばっかりだとちょっと幼く見えてしまう傾向があるのです。
キレイ目(フォーマル) とはスーツやパーティーの格好
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では、一方でキレイ目(フォーマル) とはどういう格好かというと、パーティーや冠婚葬祭で着るような服のことです。
最もわかりやすいフォーマルの例が、「スーツ」です。
ああいうピシッとした感じのがキレイ目のアイテム。こちらも具体的な例をあげたいと思います。
- スーツ
- ジャケット
- 襟付きのYシャツ
- 黒スキニー
- 革靴
キレイ目アイテムのいいところは、カジュアルと反対に「大人っぽく見られる」点です。
スーツがその代表例ですが、来ているだけで大人の雰囲気が出るし、仕事ができそうだし、清潔感がありますよね。
ただし、例えばデートなどでスーツを着て行くと「キメすぎ」と思われてしまいます。
このように、キレイさが裏目に出てしまう場合があるので注意が必要です。
キレイめとカジュアルのバランスが大事
さて、今の2つをまとめると、
- カジュアルだと子どもっぽくみられがち
- キレイ目だと大人っぽくなるけどキメすぎと思われがち
ということです。
じゃあどうすればいいかというと、この2つをうまく混ぜてバランスをとることです。
人によっては「中和」とか、「いいところどり」という表現をする場合もありますね。
このバランスが取れるようになるといい点が2つあります。
1つは、当たり前ですが「それぞれの短所を打ち消しあって、長所を伸ばしあう」ということ。
キレイ目要素で大人っぽく見せて、カジュアル要素でちょっと崩してあげれば、
イケてる雰囲気で、かつキメすぎない
という絶妙なバランスをとることができるのです。
2つ目は、「多くの人からオシャレと思われやすい」ということです。
どういうことかというと、皆さんの身の周りにはいろんな好みの人がいると思います。ざっくり分けると、「カジュアルファッションが好きな人」と「キレイ目が好きな人」です。
この中間を取ると、これらの2つのグループの両方から「オシャレ」と思われる服装ができるということなんです。
オシャレを勉強するときは、バランスに注意すべし
じゃあ、このバランスをどうやってとったらいいか、ということですが、それこそ「雑誌やインスタなどを見て勉強する」といいんです。
だから、ファッション雑誌でまず見るべきなのは、「どんなアイテムを着ているか」というのよりもまず、「キレイ目とカジュアルをどんなバランスで着ているか」ということなんです。
僕も、この事実に気がついてからというもの、情報ソースをチェックするときはバランスに気をつけるようにしています。
そして思ったのが、やっぱりオシャレな人というのはこのバランスの取り方が絶妙です。
雑誌で見る服とかを全部買ったりすることは正直難しいと思いますが、バランスを取り入れるのは簡単なので、ぜひ試してみてください!
押さえておきたい3つのシルエットはこれ
さて、バランスの次に大切なのが「シルエット」です。
シルエットとは、簡単に言ってしまえば「遠目から見た時に、どんな形になっているか」ということです。
このシルエットも、どのオシャレさんを見ても「こうなっている」という方程式があるので、ぜひこの記事で覚えて帰ってください!
シルエットは、実はめちゃくちゃ種類があるのですが、大切なのは「I・Y・A」の3種類なので、それぞれについて詳しく解説してみたいと思います!
「I(アイ)」 は、上も下も細めのスタイル
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まず、I (アイ)と呼ばれるシルエットです。アルファベットの i のように、縦にスラット長いスタイルのことを指します。
例えば、上にぴったりめのTシャツやYシャツ、パンツに黒スキニーなんかが代表的な i シルエットですね。
ちなみに、上下でピタッとしているスーツなんかもこのスタイルです。それからもわかるように、i シルエットはフォーマルな感じが出るシルエットと言ってもいいかもしれません。
注意すべきポイントは、ズバリ「服の色」です。これはちょっと上級編になるのですが、膨張色と言われる暖色系(赤、オレンジ、黄色など) の色は実際よりも膨らんで見えます。
そのため、これらの色はIシルエットと相性は良くありません。
逆に、収縮色と言われている寒色系(黒、青、緑) などの色はシュッとして見えるのでとてもおすすめです!
色については後で説明するのでその時にもチェックしてみてください!
「Y(ワイ)」は、上がオーバーサイズで下が細め
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Y(ワイ) シルエットも、アルファベットの “Y” が示すように上がゆったりめの服で、下が細めの組み合わせになります。
I(アイ) シルエットとの差は、上の服の大きさです。Y の場合は、かなり大袈裟に上にダボっとしたものを持ってきても大丈夫です。
例えば、オーバーサイズのパーカーだったりゆったりめの羽織りなどです。
Y(ワイ) 方にするといいところは、足が長く見えるところです。
突然ですが、皆さんは「ミュラーリヤー錯視」というのをご存知でしょうか?この名前は聞いたことないかもしれませんが、次の図は見たことがある人は多いのではないでしょうか?
知っているかもしれませんが、これ、どちらも同じ長さなんですよね。
それで、左側の方をじーっと見ていると「あること」に気がつきませんか?
そうです、Y が隠れているのです!
こんな効果もあって、Y シルエットは足が長く見えるんです!
洋服は、スタイルがいい人の方が似合うとされているので、「足が長く見える = スタイルがいい = 服がにあう」ということになります。
ぜひやってみたいシルエットですよね!
「A(エー)」は、上が細めで下が広がりのあるシルエット
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A(エー) シルエットは、Y(ワイ) シルエットと逆で、下が大きめのサイズ、上がシュッとした服のシルエットです。
A(エー) シルエットのいいところは、良い意味でストリートっぽさが出るところです。
下側がどっしりとしているので、安定感があります。ゆるっとしたスタイルが好きな人には合っているかもしれません。
ただ、注意したいのが、Y(ワイ) シルエットとは逆で足が短く見えたり、スタイルが悪く見えることが多いことです。
なので、かなり気を使わないと着こなせないシルエットだと思っています。
ただ、着こなせるようになったら幅がグッと広がるので、少しづつでも取り入れていきたいところです!
基本的には「IとY」を極めよう!
今まで、「I・Y・A」の3つを紹介してきましたが、ぶっちゃけていうなら、初心者には「Aシルエット」はおすすめしません。
というより、YとI を極めるのが第一歩と言った方がいいかもしれませんね。
ではなぜ、A(エー) をおすすめしないかというと、それはズバリ「ミスった時にマイナスがデカい」からです。
IシルエットとかYシルエットというのは、基本的には「それっぽい服を着たらできてしまう」スタイルです。
一方で、Aシルエットというのはかなり服を慎重に選ばなくてはいけません。
なので、シルエットのことをこれから勉強して行こうという人は、まずは基本のIとY をしっかりとできるようになってからで良いと思います。
また、IとY にはもう1ついい点があります。それは、どちらも「下のズボンは細身」だということです。
オシャレを始めた人は、正直に言ってあまりパンツの種類がありませんよね。僕も、ちょっと前までは基本の “黒スキニー” しか持っていませんでした。
なので、どちらも併用できるIとY をやっていました!
「より早く、よりコスパよく」オシャレを学びたいなら、まずはIとY を極めることをおすすめしますよ!
色に関しては勉強をしよう
最後は、「色」に関してです。ファッションは色と切り離せないという印象を持っている人は多いのではないでしょうか?
そうです。色はめちゃめちゃ大切な要素の1つです。
でも、じゃあなぜ最後に持ってきたかというと、それは「個人によって趣味・趣向が結構違うから」です。
色に関しては、個人の好みも大きい
例えば、今まで紹介した ”バランス” とか “シルエット” に関しては、(もちろん個人差はありますが) 「これってオシャレ!」という共通の価値観があります。
でも、色に関しては割と個人差があります。
だから、僕がオシャレに思えるコーデでも、他の人がみたら「あんましかも…」ということがよくあります。
なので、色に関しては基本を押さえつつ、自分の好みを探って行くイメージを持ってここから読み進めてみてください!
オシャレに見えるのは、モノトーン(白黒)
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ということで、ここからは基礎的なことを紹介していけたらと思います。
まず知っておきたい色のセオリーは、モノトーン。白と黒、そしてその中間のグレーのことですね。
この色合いは、スーツの色と考えるとわかるとおり、「キレイ目」にあたります。
キレイ目とカジュアルのバランスのところで紹介しましたが、キレイ目のファッションをすると「大人っぽく」みられることが多くなります。
このモノトーンというのは、その代表的な色合いです。
また、他の色と合わせやすいので、まずはこの「白・黒・グレー」で統一するというのをおすすめします。
ちなみに、白は膨張色なので、パンツに持ってくると「IやY シルエット」を作りにくくなります。
なので、大体「下は黒の細身のパンツ、上は白のシャツやニット」という組み合わせをおすすめします。
これをマスターしさえすれば、あとはめちゃめちゃ簡単です!
何か1色をワンポイントとしてプラスするとGood
さて、モノトーンをクリアしたら、今度はそれに「ワンポイント」で色を付け加えてみましょう。
いきなりですが、こういう写真をみたことはないでしょうか?
これ、かなり赤色が目立つのに、全然嫌な感じじゃないですよね。
ファッションやコーディネートで目指すのは、これです。
どういうことかというと、モノトーン + 1色(または2色) です。これが、オシャレに見えるコツです。
なぜこれがオシャレに見えるかというと、それは簡単で「ごちゃごちゃしないから」です。
色って、使いすぎると必ず「ぶつかり」ます。その結果、何が言いたいんだかわからない読書感想文みたいになります。
なので、大切なのは「主張をはっきりとする」こと。1色ないし2色を目立たせ、それ以外はモノトーンに抑えるのです。
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そうすると、すっきりとした印象を受けつつ、ちょっと個性的な装いになります。
ぜひやってみてください!
アースカラーは他の色と合わせやすい
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じゃあ、何色をワンポイントで加えたらいいか、ということが気になる人も多いと思います。
そこで使いやすいのが、「アースカラー」と呼ばれる色です。殺虫剤っぽいですが、これは「地球色(自然色)」のこと。
代表的なのが、「濃い緑・えんじ色・栗色」など。こんな感じで、ちょっと暗めの色たちです。
色自体があまり主張が強くないので、合わせやすく、悪目立ちしないというメリットがあります。
しかも、アースカラーは他のアースカラーとも合わせやすいので、コーディネートの幅がグッと広がります。
シャツやコートだけでなく、マフラーやニットなどでも色をつけることができるので、ぜひやってみてください!
WEAR などのアプリで着こなしを学ぼう
以上、ファッションを勉強する上での3つの要素を説明してきました。
まとめると、こんな感じです。
- キレイ目とカジュアルのバランス をTPO に合わせて取る
- シルエットをI(アイ) かY(ワイ) にしようと心がける
- モノトーンを基調として、ワンポイントで色を加える
これを心がけると、今のコーディネートがさらにワンランク上昇すること間違いなしです。
「ぜひやってみてください!」と、こんな感じでで終わると、「どうやってやったらいいのか全然わからん…」ってなりますよね!
わかります。僕も、最初はいろんな動画を見たりファッション雑誌を見てポイントを学んでも、実際にやってみるところに大きなハードルを感じていました。
そこで、そういう人に対してとっておきの方法を紹介します。
それは、「WEAR」などの着こなしアプリを使って、実例を多く見ることです。
さっきの3つのポイントを頭に入れて、どんなコーディネートがあるのかや、それが「どうしてオシャレなのかを言語化してみる」ということをするのです。
そうすると、自分の中に「これだ!」という柱のようなものが出来上がっていく感覚が見つかると思います。
そんな感じで、WEAR 、おすすめなのでぜひ使ってみてください!
WEAR ファッションコーディネート
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