いよいよ夏休みの季節がやって来ますね。
そこで小・中学生の頭を悩ませるのが…宿題ですよね? 特に自由研究に悩む人が多いのではないでしょうか?
僕も夏休みが来るたびに、
と頭を悩ませていたのですが、いまでは夏休みの宿題が懐かしく、少し羨ましいです。
この記事では、そんな僕が小・中学生にタイムスリップしたら「夏休みの自由研究」はこんなことやるだろうなぁ… という具体的なアイデアと、その発想法について書いていきたいとおもいます。
まるまるパクるのはいけませんが、ぜひ参考程度に見てみてください!
目次 (クリックでジャンプ)
自由研究に求められるものって?
まず自由研究で抑えておきたいのが、「自由と言っても何をやってもいいということではない」ということです。
自由研究で大切なことは、それを見抜いて、的確にテーマを決めることができるかどうか、ということです。
では、どんなテーマなら良いのか、それは「それをやることで、何か勉強になること」です。
例えば、「ファストフード店のロゴの研究」だったら、ただ漠然とロゴを集めてくるだけではなくて
- そのロゴは、どんなブランドイメージを持っているのか
- ロゴでよく使われる色はなんなのか? (実は、ロゴの色には心理学的な要素があって、それをうまく使っていることがわかります。 )
などに注目するととても良い “研究” になります。
逆に、このような勉強になる要素がないと自由 “研究” にはならないので注意するといいでしょう。
また、自由研究では
- 調べ物のテーマを決定する力
- 調べ物をする力
- 調べたものをまとめる力
- それを発表する力
などの力も期待されているので、そうしたものもきっちりとやってみるといいでしょう!
コレらの力は、社会に出てから必要になるものばかりです。
だから、決して「形だけそれっぽくして提出すればいいや…」という風にならないようにしましょう。
自由研究の課題の見つけ方
では、自由研究をやる意味はわかったとして、そのテーマはどのように決めればいいのでしょうか?
以下の2つのことに注意してみると面白いテーマを見つけることができるようになると思います!
その1 自分の好きなことから連想してみる
まずは、自分の好きなものについて調べてみたいことを探してみましょう。
「そんなの見つからないよ!」という人にオススメしてみたいのが、「なぜ?」という疑問を持つことです。
普段当たり前だと思っていることでもなんでそうなっているのかわからないというものは以外と多いはずです。
この考え方は、ある物事を「深く」考えてみることができるので立派に「自由研究」として成立します。
例えば、僕の場合は「サッカー」が大好きだったのですが、サッカーの勝敗は
- パスの成功確率
- ボール支配率
- 枠内シュート数
- 選手の年棒
などの要素の中で、何が1番影響が大きいのか、という?というテーマを立てたりしました。
その2 意外なものと組み合わせる
次に注意してみるといいのが、「意外なものと組み合わせる」ことです。全く違う分野の共通点や、相違点などを見つけてみると面白いことがわかるようになります。
コレは、先ほどの「深さ」に対して「広さ」が重要なキーワードです。
自由研究をする上でアイデアに行き詰まった場合は、この「深さ」か「広さ」に注目してみるといいと思います!
また、自分から常に「なぜ?」と考えるくせをつけるとテーマが見つかりやすいですよ!
僕が考えた、自由研究の具体的な例
それでは、僕が「もし小学生に戻ったら、こんな自由研究をやるなぁ…」とい具体的な自由研究の例を紹介したいと思います!
天気予報が一番正確なのはどの新聞?
天気予報って、降水確率〇%とかありますよね?
あれって、各新聞やテレビ局によって結構違いますよね?あれを調べてそれぞれで比較してみると面白いと思います!
当日の天気予報だと同じような予報しかないので、僕だったら5日後の天気とかを調べるでしょう。(5日後だと結構違うことが多いです。)
また、テレビだと見逃してしまうことがありますが、新聞や雑誌だと見逃しなどもないので便利です。もし見逃したら図書館で調べるという裏技もできますよ!
最後に、「一番信頼できる新聞はコレだ!」とか結論を出せるとかなりインパクトがあります!
もしくは、天気予報確率関数のようなものを作って、
降水確率(%) = 〇〇新聞の予報 × 0.3 + 〇〇新聞の予報 × 0.6 + 〇〇雑誌の予報 × 0.1
が一番信頼できるという結果が出ました、
という結論を出しても面白いと思います。
明日天気になあるの?
「あした天気になあれ!」って、サンダルをポーンと飛ばすやつ、ありますよね?あれって、実際に実験してみたらどのくらいの確率で当たったり外れたりするのでしょうか?
例えば、1日1回だと全然回数が足りないので、家にあるスリッパをかき集めて「明日天気になあれ」で降水確率のようなものを作ってみるといいかもしれません。
また、この研究は「ツバメが低く飛ぶと雨」や「夕暮れだと雨」など昔からの天気に関する言い伝え全般でできると思います。それに科学的な考察などがついているとばっちりですね!
世界中から輸入しているものを探そう!
世界には195カ国もの国と地域があり、そのうち日本が貿易をしている国は約カ国あります。
それらの国の製品を全て集めてみて、写真などに収め、地図を作ってみるというのは面白いと思います。
コレは、かなり手間がかかりますが、ポスターにもしやすいのでとっても面白いと思います!Amazon とかで探したらすぐ見つかってしまうかもしれないのがなんとも言えないですが…
また、1つの製品(例えばスマートフォン) のパーツがそれぞれどこで作られたものか、そしてそれはなぜかを調べてみてもいいでしょう。コレに関しては応用が聞くので是非自分なりのものを調べてみてください!
アルミホイルを叩いたら…
以前、こんな動画が流行りましたね!
これを実際にやってみた様子(10, 100, 1000, 100000と叩き続けた写真) と、なぜこんなに丸く綺麗になるのかを考察してみるなんてのは興味が湧きますね。
他にも、サランラップやただの紙など叩くものを変えてみても面白いでしょう。少しは時間がかかりますが、自分がやっていて楽しかったらいいのではないでしょうか?
こんな感じで、Youtuber がやっているおもしろ企画には自由研究の対象になりそうなものがたくさんあります。
ぜひ調べてみてください。
海外の伝統的な玩具について調べてみる
日本でいう”あやとり” や “けん玉” のように、昔からよく親しまれている外国のおもちゃなんかを調べてみるのも面白そうです。
例えば、日本のあやとりは着物のあまりなどを使ったところから始まったり、オーストラリアのブーメランなんかは獲物を狩るところからきているなどその遊びの歴史的・文化的な背景を探ってみるのも面白いと思います!
コレは、先ほどの「深さと広さ」でいうところの「深さ」に当たります。何か1つをじっくり考えるなら、このようになんでもないテーマでも十分に考えようがあります。
同じような感じで、言葉の移り変わりなどについて調べてみるのも面白いかも知れません。僕はこの前「死語(しご)」について調べたところ、今では使わないような言葉をたくさん発見することができました。
>>> 【いくつ知ってる?】平成産まれは知らない?昭和の死語まとめ
パクリはダメですが、ぜひ参考にしてみてください!
塩水はどのくらいからしょっぱいの?
例えば、普通のコップにドバッと塩を入れたらめちゃくちゃしょっぱいですよね?でも、学校のプールに砂糖をドバドバ入れても、別にほとんど味は変わらないでしょう。
では、人がしょっぱいと感じる塩の量ってどのくらいの濃さからなのでしょうか?そして、それは訓練などで伸ばすことができるのでしょうか?
また、砂糖や出汁などいろいろな材料に変えて実験してみても面白いと思います。
コレは頑張れば1日や2日で終わるので提出ギリギリの人にはオススメかも!
最終的には、人が感じる味覚の限界値などを数値(100ml の水に3g の食塩を溶かすとわかる) として考察できると面白いと思います。
あとは、訓練によってこの数値が伸びたりしたら、夢があると思います。
他にも、「ヨーグルトを自分で作ってみる」とか、「食材を励ます声をかけたら賞味期限が延びる?」など、食べ物系の研究も割と面白いと思うのでぜひチャレンジしてみてください!
最後に
夏休みの自由研究のアイデアの出し方と具体例でした。アイデアの出し方をまとめると、
- ある物事に対して「深く」なぜ?という疑問を持つ (自分の好きなものが良い)
- 全然違う物事をかけあわあせて共通点や相違点を探る
でした。
コレを意識してみると面白い自由研究が出来上がるんじゃないかと思います。
あとは、その中で自分の面白そうなものを探してみるといいと思います。
サイコロの目は本当に1/6 の確率なのか?
みたいなテーマにして、延々と2日くらいサイコロを振り続ける地獄のような研究をしますかね…
まぁ、とにかく参考にして、楽しんで研究をしてみてください!