センター試験の科目の中で、なかなか点数が伸びない科目の1つが、「国語」ではないかなと思います。まぐれでいい点は取れても、継続して高得点を取り続けるのが非常に難しいのではないでしょうか?
ある時は絶不調の時期が続いて泣きそうになりました…
でも、だからこそある程度センター試験の対策というものをしっかり練りました。そのおかげか、最終的にはセンター国語の得点はかなり良かったです!(200点満点中、192点でした!)
大学入試センター試験
国語 192 / 200
地理歴史・公民 88 / 100
数学 182 / 200
理科 184 / 200
外国語 234 / 250でした!合計で9割越え(╹◡╹) pic.twitter.com/OtefyFmZAm
— いぶき@京大生ブロガー (@ibuki_blogger) 2018年10月27日
そこで、この記事ではセンター国語の攻略のカギをみなさんに紹介していきたいと思います。絶対ではないですが、知っておくとそこそこ役に立つ知識があるかもしれません。
ぜひ最後まで読んでみてください!
目次 (クリックでジャンプ)
国語に正解はない?
受験生によく聞かれる質問の1つが、
というものです。僕も受験生の頃そう思っていました。そして、先生に質問してみたんですね。
そうしたら、先生はこう答えました…
つまりです。正解というものはなくても間違いは必ずあるのです。特にセンター試験のような選択肢の問題ならなおさら。
逆に言えば、正解は色々あるかもしれないので間違いの選択肢には必ず「間違い」の部分があるのです。
だから、センター国語の解き方というのは簡単で、その間違いを見つけてあげればいいのです。センター国語の攻略の一番のカギはコレです。
間違いの選択肢を見つけて、削る。
だから、センター国語は数学のように正解を見つけるんじゃなくて、間違いを見つけます。コレを知っているのと知らないのとでは点数に大きな差が出ますよ!
選択肢の削り方
では、次に気になるのが、
ということですよね。まぁ、間違えの選択肢がスッと見つかるなら苦労はしないわけで…
そこで、ここからは間違いの選択肢はどうやって探していけばいいかについて書いていきたいと思います。
先に明らかな間違いを見つける
まず、「明らかな間違い」を見つけます。5つの選択肢があったら、2つくらいはすぐに削ることができます。
ここで大切なのが、「どこか1箇所でも本文と違っていたらそれは間違い」ということです。全体的になんとなくあっていそうでも、1箇所間違えていたらその選択肢はアウト。
コレをすることで、3択問題になります。3択ならその中から適当に選んでも大体120点くらい取れます。
しかも、選択肢を1つ1つ吟味する時間がたくさん取れるようになります。このため、時間に余裕ができてきます。
いいことだらけなので、まずは明らかな間違いの選択肢を消しましょう。
間違いの根拠を見つける
あなたは国語の正解をなんとなく選んでいませんか?正解を選ぶと「なんとなく」になってしまいがちです。
ですが、先ほども言った通り国語は間違いを見つける教科です。なぜかというと、選択肢には間違いが書いてあるから、でしたよね?
そして、正確にその間違いを見つけるためには、本文からその選択肢が間違いである根拠を見つけなければなりません。コレが間違いを見つける方法です。
選択肢に「コレ、本文では違ったこと言ってなかったっけ?」という主張を見つけたら、それを確認します。そして、それが間違いだった場合にはチェックをします。
こうすることで、なんとなく間違える回数がグンと減るのです。
なんとなく間違えることがなくなると何がいいかというと、今度は「なぜ間違えたのか」を考えることができます。つまり、効率的な復習につながるのです。
迷ったら最初に正解だと思った方が当たってる
嘘みたいな話ですが、コレ本当です。迷ったら、最初に自分が選んだ方が正解である確率が高いです。
なぜかと疑問に思った人で興味のある人は、こちらの記事を読んでみてください。
関連記事: >>>迷ったら勘!は正しかった?直感が当たるわけとは
簡単にまとめると、
- 人間は今まで何パターンもたくさん学習をしてきているので
- 直感が磨かれている
- だから、直感で正解だと思った方が正解である可能性が高い
というわけです。
また、後で書くようにセンター試験は時間との戦いなので、迷っている時間があるなら先へ進んだ方がいいというのもあります。
さて、ではここからはセンター国語の個別のポイントについて解説していきたいと思います。選択肢の選び方と同じくらい大切なものばかりなので気合を入れ直して読むようにしましょう!
問題の前の説明は必ず読む
問題の前の説明というのは…
この物語は、京大生ブロガー、いぶきが書いた、自叙伝の一部です。主人公のいぶきはセンター試験直前にお腹が痛くなりトイレに駆け込んで用を足した後紙がないことに気がつきました。以下の文は、それに続く物語です。以下の文を読んで問題に答えなさい。
というアレです。あなたはコレを毎回読んでいますか?
たまーにこういうのが描かれることがあります。特に古文や漢文なんかで多いですね。
こういう問題文の説明は「書く必要がなければ」基本的には書かれません。つまり、書いてあるというとは必要だから書いてあるのです。
それが直接正解に結びついていないとしても、状況の把握に役立ったりするのでぜひ読んでおきましょう。
ある程度の取りこぼしはしょうがない?
冒頭にも書きましたが、国語は「満点を狙うのが難しい」科目の1つです。正解が選びづらい問題だったり、問題との相性が悪い時もあります。
なので、進学校の生徒でもなかなか200点を取れる人はいません。ましてや毎回200点が取れる生徒は滅多にいないでしょう。
だから、センター試験では “ある程度のミスはしょうがない” と思っておくのも戦略のうちの1つです。
そう思っておくと、気持ちが楽になって帰って得点が取れることもあります。また、問題をさっと切り上げるなどの時間配分もできるようになります。
時間配分をすることで「時間が足りなくなる」を防ぐ
これはセンター試験全体に言えることですが、センター試験の1番の難関は「時間」です。短い時間でどう正確に問題をこなしていくかが点数の差になると思います。
特に国語は想定外に時間がかかったりして簡単な問題を落としたりすることが多いです。そこで、僕は次のように時間配分をしていました。参考にできる部分があれば参考にしてみてください!
- 古典をパッと終わらす (15分)
- 漢文を秒殺する (15分)
- 小説と論説をパッと見て、簡単そうな順にやる (各20分)
- 小説、論説の自身のない方に +5分
- 見直し (5分)
これで80分ぴったりです。
ポイントは、古文・漢文を先にやることと、論説・小説の時間わけです。
古文と漢文は現代文よりは点が取りやすいです。これを最後に回してしまうと「取れたハズの点数」を落としてしまうことになるので僕は最初の方に解いてしまいました。特に古漢に自身のある人は先に解くのがオススメ。
そして、そのあとは現代文です。僕の分析では、センターは小説と論説のどちらかは簡単なのでどちらかは満点を狙いにいきます。時間も割と少なくて済むハズです。
そして、最後に残った「難しいほう」を片付けにいきます。ここではたっぷり時間を使うために25分くらいかけるつもりで行きましょう。
こんな感じに配分すると、僕の場合は180点くらいで落ち着きました。自分の解き方がある人はそれを続ければいいと思いますが、時間配分したことがなかったよという人は真似してみてはいかがでしょうか?
過去問やるときは、説明できるようになるまで
最後に、みんなやるだろう過去問についてです。
センター試験は過去問の傾向から大きく変わることがないので、過去問をやることが最強の試験対策となります。センターは30年くらい前からあるので問題を探すのには困りません。
ただ、問題を解いておしまいだとあまり力になりません。ときっぱなしは良くないのです。
では、何をすればいいかというと、ズバリ「復習」です。具体的には、「自分の間違え選択肢が、なんで間違えだったかを説明する」ことです。
これをすると、
- 選択肢のどの部分が間違えだったのか
- なぜ自分は間違えたのか
- 次はどうすればいいか
が見えてきます。それゆえ高得点につながるというわけです。
センター試験はやればやるほど点数は安定していくので、過去問→復習のサイクルをどんどん回していきましょう!
おまけ センター試験の勉強法 その2
センター国語の過去問を全部解いてしまったという人や、選択肢を選ぶことに飽きたという人、それに国公立の2次試験やセンターの試験が控えているという人にぜひやってほしい勉強法があります。
それが、「段落を要約する」ことです。
国語の文章は古漢も現代文もいくつかの段落に分かれていますよね?それの内容を自分なりに100字くらいでまとめてみるのです。
これをすると、文章全体の理解に役立ちますし、自分で文を書くので筆記試験の対策にもなります。僕が先生から勧められたヤツなので間違いなく効果があります。
ただ、センター国語にあまり時間をかけられないという人は無理にやる必要はないと思います。それなら暗記モノのあるような教科の勉強をしましょう。
最後に
ここに書いた勉強のことは、基本的に僕個人の体験などを基(もと)にしているので全員に当てはまるというわけではありません。
ですが、学校や予備校で言われていることと大差ないので多くの人に当てはまるというのも事実です。書いてあったことをいくつかでも実践するだけで結果は変わってくると思います。
センターは定期テストとも筆記テストとも違う独特なクセがあるので、それになれることができるといいですね。
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