受験ではもちろん学力も必要ですが、もっと大事なのは自分の力を出し切ることです!しっかり勉強したのに、「自分の実力が出せなかった」という結果になってしまっては悔やんでも悔やみきれません…
そのために、できることと言ったら、何と言っても手洗いうがいと食事!食事は自分のパフォーマンスを最大限に発揮するための重要な要素の一つなんです!
受験生はアスリート。しっかりした食事があってこそ、その真価を発揮します。とくに受験本番の前日や当日の食事には注意すべき点がいっぱいです。そんな食事の注意点ややってはいけないこと、前日、当日のおすすめメニューをまとめました!
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受験シーズンに気をつけたいこと
受験シーズンで怖いのは何と言っても「風邪」です。特に、毎年必ず何人かはインフルエンザのお世話になって一年を棒に振ってしまうことがあります。
風邪をひかないために、もちろんうがい手洗い、マスクも大事ですが、食事も大切な要素の一つです。
体をあっためるためにスープを取ったり、免疫力をつけるためにヨーグルトを食べたりするといいでしょう。
特に、R-1ヨーグルトは病気に強い腸内細菌がよく育つみたいで、佐賀県有田市で行われた実験では驚きの結果に世間の注目を集めました!
気になる人は食べてみてください!
食べるなら毎日です!少なくとも2日に1回より少ないと効果がないです。
試験前日に気をつけたいこと
寝る3時間前には食事を終えているようにする
これは普段の食事にも言えることですが、寝る3時間前には夕食を食べ終わってると良いでしょう。これはなぜかというと、寝ている時に食べ物を消化しているとうまく寝付けないからです。なので夕食から就寝まで、食べ物を消化する時間が3時間くらいあった方が良いと言われています。
また、寝る前に消化を終えておくとそのエネルギーが次の日の朝に使われます。だからダイエットにもいいんだとか…
胃腸に負担がかからないように消化のいいものを
よく、「試験に勝つ」と言ってカツ丼を食べる人がいますが、それはやめた方が良さそうです。というのも、カツは脂が多く、胃が持たれたり消化が悪いのでパフォーマンスを落とす原因になってしまうからです。
また、少しでも不安を残すのを避けるなら生モノを避けるといいでしょう。香辛料など刺激の強いものも、眠れなくなる可能性があるので要注意です。
炭水化物、ビタミン
脳が必要とする栄養素は、実は「ブドウ糖」しかありません。このブドウ糖は炭水化物の主成分です。なので基本的にはパンやご飯などをしっかり摂ると良いでしょう。
また、ビタミン類は体の調子を整えてくれます。特にビタミンB1はブドウ糖の吸収を助ける働きをします。
豚肉・大豆・レバー・卵黄・乳製品・ナッツ類
ビタミンB群の不足は疲労感や倦怠感、ストレスを引き越しやすくなるので普段から注意して摂っておきたい栄養素の一つですね。
食欲がない時は喉の通りが良いものを
いざ試験の前となってくると「食欲がない」、「食べ物を受け付けない」という状態になることがよくあります。大事な試験の前なんか特に…
でもそんな時こそ食事が大事です。喉ごしの良いものやすっと食べられるものなんかがおすすめです。
以上のことを考慮したおすすめのメニュー例は、例えば
- 煮込みうどん
- スープパスタ
などです。
試験当日の朝に気をつけたいこと
試験の3時間前には済ませておく
これも先の理由と同様です。試験中に消化にエネルギーを使っていたのでは脳が十分に力を発揮できません。
また、ご飯などの炭水化物が脳の栄養素になるブドウ糖になって消化、吸収されるまでは通常2~3 時間程度かかります。それを考慮して食事をとるといいでしょう。
脳は、起きてから2~3時間のうちは寝ぼけていて本調子を発揮できません。そういう意味でも、試験の日には起きて食事をし、軽く勉強などをしておくといいでしょう。
いつもの食事が1番だけど…
試験前の朝ごはんだからと言って、気張る必要はありません。いつもの食事をとることが、つまるところは1番いいです。
しかし、試験の日は地方から出てきて、ビジネスホテルで朝食をとるという受験生も少なくないと思います。バイキング形式なんかだったら、いつもより食べ過ぎてしまったり、逆に少なくなってしまうかもしれません。
そんな時は、前日と同じように次のようなことを意識してみるといいと思います!
- 炭水化物(ご飯・パン)をしっかり
- 揚げ物(脂が多いもの)は控えめ
- 野菜などもしっかりとる
これらは、定食屋の食事や喫茶店のモーニングで出てくる食事を思い浮かべれば普通にクリアできます。
例えばこんな食事とか(豪華すぎかもしれません)
こんな食事とか(もう少しパンが欲しい。)
でオッケーです。普段何気なく食べているご飯ですが、和食や洋食などの伝統的な食事が栄養バランスなど面でも理にかなっていることの証明ですね!
試験会場で気をつけたいこと
試験会場では、消化・吸収がいいものを摂る
先ほども言ったように、食事として口に入れてから消化、吸収されて栄養になるまで食べ物によって時間が違います。同じ栄養素でも、例えばおにぎりなどは消化に2~3時間かかりますが、ウイダーinゼリーのようなものは1時間ほどで吸収され栄養になります。
早くとり過ぎても後半にスタミナ切れしてしまうし、遅くとりすぎると逆に消化に手間取っていいパフォーマンスができません。それぞれのタイミングで食べるものを変えることができればGood です!
3時間前 おにぎり お団子 バナナ カステラ
1時間前 ウイダー バナナ
30分前 スポーツドリンク 飴 チョコレート
昼食も消化にいいものを、食べ過ぎない
昼食の注意点も基本的には今までどおりです。
- 食べ慣れたもの
- 消化にいいもの
をとるといいでしょう。
昼食のポイントとしては、何と言っても
食べすぎない
ことです。
昼食を食べすぎるとお腹がいっぱいになって眠くなってしまうことがよくあります。人間は午後2時に集中力が1番落ちる言われています。
なので食べ過ぎは禁物!腹八分目に抑えましょう。
間食は摂ることをオススメします
食べ過ぎが現金の試験で必要になってくるのがこの間食です。一度にどーんと栄養をとるのでなく、少しづつとることでお腹いっぱいになることないので、エネルギー切れを起こすこともありません。
おすすめなのは何と言ってもこの固形ブドウ糖。口に入れた瞬間、唾液から血液にブドウ糖が吸収され、直接脳にとづくというとんでもないシロモノです。(もちろん全てがではありませんが…)
勉強をする人だけでなく、頭を使う代表格のプロ棋士の間でも流行っていると言います。
また、定番なのはチョコレートですね。チョコレートにも食べるタイミングがあるのでそれはこちらの記事でどうぞ!おすすめのチョコレートもあります!
当日の夜に気をつけたいこと
一つの試験を受けて終わりというわけではありません。併願校などを合わせたらまだまだやるべきことはたくさんあるはずです。
栄養補給をしっかりとする
脳はフル回転した後なので栄養を求めています。夕食には、頑張った脳にご褒美をやるつもりでしっかりとした食事をとりましょう。
試験後の食事はエネルギー補給はもちろんのこと、主な目的は疲労回復です。特に、前日、当日と炭水化物を摂ることをポイントにしていたために、タンパク質などが不足しがちです。なので肉や魚などのタンパク質をメインにするといいでしょう。
しっかり食べてぐっすり寝る
試験の日も勉強するという姿勢も大事だし、尊敬すべきことですが、試験というのは本当にエネルギーを使います。その日のうちにするべきことは、せいぜい試験の復習とできなかったポイントなどを洗い出して次に何をするか決めるところまで。
いつも寝る前に何をするか決めている人はそれをやって、早いとこ寝てしまうのがいいでしょう。
最後に 受験と食事
食事は受験に大いに関係するということがなんとなくでもわかってもらえましたか?
とにかく意識して欲しいのは、以下のことです。
- 脳の栄養素であるブドウ糖を摂取すること
- 昼食は食べ過ぎないこと
- 間食は戦略的に摂ること
これをするだけでも自分のパフォーマンスを100%に近づけることができるはずです。
自分の力を出し切れるよう、体調をしっかり整えて頑張ってください!