家族で見ることのできるテレビの中で、ひときわ人気が高いものといえば、「クイズ番組」ですよね。子供からお年寄りまで見ることができ、楽しくてためになるクイズ番組はゴールデンにたくさん番組ができるほど盛り上がりを見せています。
今回紹介したいのは、フジテレビで毎週火曜日夜7:00から放送中のクイズ番組、「今夜はナゾトレ」の人気コーナー、「東大ナゾトレ」を1冊の本にまとめた、東大ナゾトレ 東京大学謎解き制作集団AnotherVisionからの挑戦状 です。
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本の特徴
クイズの問題を作っているのは、本の名前からわかる通り、「東大生」です。しかも彼らはただの東大生ではなく、“ナゾクリエイター”として活躍している東京大学の謎解き制作サークル、”AnotherVision“のメンバーたちなのです。
AnotherVisionとは?
AnotherVisionとは、東京大学の学生を中心に、参加者が主体となって謎を解き明かし、課題やゲームのクリアを目指す、「体験型謎解きゲーム」と呼ばれるイベント活動を中心に、クイズの制作やイベントの運営を行なっているサークルです。
「ナゾトレ」だけでなく、企業コラボなども積極的に行っており、現在では関西で2度の遠征公演を実施するなど積極的に活動の幅を広げていて、クイズの楽しさを多くの人に知ってもらうために、日々「こだわりぬいた面白さ」への追及を続けています。(AnotherVision の公式ホームページはこちら>>>)
東大生が問題を制作していると聞いて、「難しそう」と思った方もいるかもしれませんが、彼らAnotherVision が作るクイズはひらめきや発想力が求められる問題が多く、どちらかというと脳トレ問題に近いです。なので問題を解くには頭の良い、悪いというよりも頭の柔らかさが求められます。
小学生が解けて、大人が解けないというような問題も多数あり、そういったやりとりも番組の人気の理由の一つとなっています。
実際の問題はどんな感じ?
どこまで載せても良いものか迷ったので、公式HPから問題だけ借りることにしました…
出典:今夜はナゾトレ – フジテレビ
これは実際に「今夜はナゾトレ」で出題された問題です。「問題1」なのですぐに分かった人も多かったのではないでしょうか?このように、難しい計算や暗記力は必要なく、むしろ思いつき、直感のようなものが必要になります。
まだ解けてない人にヒント:読める単語だけ探してみると…
ひらめきは脳にいい?
一時期、「アハ体験」という単語がはやったことはご存知ですか?有名な脳科学者の茂木健一郎先生がおすすめしていた脳トレ方法です。先生曰く、
“「アハ!」、「分かった!」というひらめきのような体験をすることで、衝撃的とも言えるほどの印象が脳を駆け巡り、脳を活性化させる”
のだそうです。それはクイズも同じこと。特に脳トレクイズの「解けた!」という瞬間は脳にとって最高の状態です。また、「答えはなんだろう…?」と考えている時も同じように脳にはいい刺激が与えられています。
クイズやアハ体験に似たようなものとしては、他にも「間違い探し」や「宝探し系の本」があります。1番いい例は、絵本の「ウォーリーを探せ」ではないでしょうか?あれも探している時、そして見つけた時は脳にとってこれ以上ないほど贅沢な瞬間なのです。
クイズは、「これはどういう関係性があるのだろう…?」とか、「別の見方をしてみよう!」など、勉強で使える思考法を身につけることができます。ある人は”問題を多面的に見るやり方は数学に似ている” と言いますし、また別の人は”クイズ制作者の意図を汲むところは国語に似ている” と言います。どちらにせよ、勉強するのに必要なエッセンスが詰まっていることは間違いありません。
クイズ本のすすめ
この、東大ナゾトレ 東京大学謎解き制作集団AnotherVisionからの挑戦状 は、発売開始からわずか1ヶ月で10万部を超えるペースで売れ続けています。今ではすでに2冊目や3冊目が発売されています。テレビで放送された問題の他に、オリジナルの問題も追加され、さらに読み応えのある本になっています。
クイズは、楽しく知識を身につけることのできる最強の勉強法だという人もいるくらいおすすめです。僕も小さい頃から「Qさま」や「高校生クイズ選手権」などを楽しく見ていた記憶があります。
勉強苦手だなという人や、クイズって面白そうという人はもちろん、普段は物語小説しか読まない人など、本当にいろんな人に楽しんでほしいと思った1冊でした!
クイズが好きな方は、おすすめのクイズ本をまとめた記事があるので、是非そちらも読んでみてください!
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