京大生ブロガーとして記事を書いてきて、よく受ける質問の一つが、
というものです。
僕は小学校・中学校の時はそこまで勉強していなかったので返答に困っていたのですが、この前実家に帰省した時に、親に
と質問したら、「実はね…」ということで僕に対してコソッとやっていたことを色々と話してくれました。
そこで、この記事では、そんな「子どもを自然と机に向かわせるテクニック」を紹介していきたいとおもます!
目次 (クリックでジャンプ)
1. 親が積極的に机に向かう
両親曰く、親が子どもに「勉強しなさい!」とただ言うだけではなかなか効き目がないとのことです。
確かに、自分が子どもだったら、親がテレビを見たりゲームをしたりしながら「勉強しろ!」と言っても素直に聞かないかもしれません。
では、どうすればいいかというと、「親が机に向かう」のです。それだけで大丈夫。
そうすることで、子どもも「勉強しようかな…」という気になってきます。
親は机に向かうだけでいいので、勉強をする必要はありません。本や新聞を読んだり、家計簿をつけたりしていればいいそうです。
まぁ、両親はその時に僕と一緒に勉強をしたおかげで、会社でいろいろな仕事を任せてもらえるようになったと言っていたので、そうなれば一石二鳥ですね。
2. 勉強しやすい環境を整えてあげる
勉強に限らず、いろんなことで大切なことは「環境」です。環境が良ければ、子どもは自然と勉強するようになります。
逆に、集中がいろんなものに向いてしまったりすると全然勉強できなくなります。
特に最近はスマートフォンが普及し、簡単に動画やゲームができるようになりました。そんな中で子どもが勉強をするのはとても大変なことなんです。
だから、親がしっかりと環境を整えてあげる必要があるのです。子どものことに手を出しすぎのような気がする人もいるかもしれませんが、僕はここまではやってあげてもいいと思います。
環境を作る上で大切なことは、例えば以下のようなことです。
- スマホや漫画を近くに置かない
- 適度に明るく、環境音がうるさくない
- できれば共有スペースで勉強してもらう
勉強部屋に関しては、他の記事に詳しく書いたのでこちらを参考にしてみてください。
3. 褒める。褒めまくる
親が最初から最後までしつこいくらい言い続けていたのが、「褒めること」の大切さです。曰く、「褒めて伸びないこともはいない」とのこと。
しかし、大抵の親は褒めるのが苦手なようですね。それは何も子どもだけではなく、異性を褒めたり上司を讚するのは不得意な人が多いようです。
僕の親も例外ではなく、僕が小学校に入るくらいのころは全然できなかったそうですが、いろんな本を読んで勉強したそうです。
最近では「褒め方」の本はたくさんあると思うのでそういったものを参考にしてみてはいかがでしょうか?
大切なポイントは、ズバリ「さりげなく、間接的に、しかし具体的に褒める」ことらしいです。
例えば、
「頑張ったね!」
ではなく、
「この問題もできたんだ! じゃあ、こっちはどうかな?」
という感じらしいです。
そして、これを続けること。褒めて褒めて伸ばすことをしっかりと心に刻んでおいてください!
4. 子どもに期待をかける
親が言っていて、印象的だったのが、「子どもに期待をする」と言うことです。どう言うことでしょうか?
両親は、例を使って説明してくれました。
子どもが野球を始める時、グローブとバットを買ってあげるとする。その時、どんなものを買えばいいだろうか?
答えは、うんといいバットとグローブだ。「初心者にはちょっと高すぎるんじゃない?」と思うくらいのものでいい。
安いものを買うと、「自分の実力はこんなくらいのものなんだ…」と意気消沈してしまう。やる気をなくしてしまうんだ。
大切なことは、子どもに期待をすること。これは勉強も同じ。
例えば、テストで70点を取ったとする。もちろん褒める。これは大切。
でも、「うちの子どもなら100点を取れる。」と期待をかけることも同じくらい大切。次は頑張ってと望んでみると子どももやる気になる。
ただ、だからと言って、それはプレッシャーになってはいけない。期待で潰しちゃあ元も子もない。
いい塩梅でやることが、難しい。
子ども、特に小学生くらいまでの子どもはやっぱり親に褒めてもらいたかったり、期待してもらいたがるんだそうです。
なので、その欲求をうまく引き出してあげることができれば勉強しだすし、試験でもいい点数を取るようになると言っていました。
5. (子どもに)具体的に勉強方法を考えさせる
最後のヒントは、「具体的に勉強方法を考えさせる」ことです。これは意外でした。
というのも、僕の親は基本的には勉強の方針に全く口を出さないと思っていたし、実際にそうした記憶はなかったからです。
とかは全く言われた記憶がありませんでした。だから、最初に聞いた時にはびっくりしました。
ポイントは、あくまで子どもに考えさせること。子どもが「〇〇やらなきゃ…」と思うように自然と誘導することです。
具体的なやり方としては、以下のような感じです。
親:来週テストなんじゃ無いの?
僕:そうだけど…
親:じゃあ、復習やり始めないと間に合わないんじゃ無い?
僕:まぁねー
親:そういえば、前回のテストは歴史が悪かったよねぇ…
僕:確かに… じゃあ歴史のまとめからしようかな…
こんな感じで、それとなく勉強の方向を示してあげることが大切みたいです。
僕が気がつかなかったのは無理もなくて、実際はかなり気を使ってやってくれていたみたいです。
最後に:親は子どもの背中を押してあげる
以上が、京大生ブロガーの僕が両親に聞いた、「子どもを自然と机に向かわせるテクニック」でした。
どのくらい効果があるかはわかりませんが、再現性としては悪くないのではないかと思っています。理由もどれも納得のいくものでした。
全体的に思ったこととしては、「親の大切な役目は、子どものそばにいて、見守っていること」だと感じました。
“背中を押す” まではいかなくても、勉強において、親は大きなファクターの一つなのではと思っています。