【覚えておきたい】リアス海岸の特徴やでき方、有名な場所などを解説

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「リアス海岸」という単語を知っている人は多いと思いますが、「じゃあリアス海岸って何?」と聞かれると困ってしまう人はかなりいます。

 

そこで、この記事ではリアス海岸の特徴やそのでき方、有名な場所などをわかりやすく解説していきたいと思います。厳密性にはかけるかもしれないので、あくまでざっくりとした理解と思っておいてください!

 

それでは、いきましょう!

 

リアス海岸のでき方

まずは、ざっくりとリアス海岸のでき方を見ていきましょう。ゲームを作るソフトを使って、リアス海岸ができる様子をシミュレーションしてみました。

 

1. 山があります。

まず、山があります。結構急な山の方がイメージしやすいです。

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2. 海に沈みます。

次に、これが海に沈みます。理由はあとで説明します。かなり時間がかかります。

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3. リアス海岸の完成!

あっという間に、リアス海岸の完成です。

あとで実例を見ますが、これとかまさにリアス海岸そのものです!

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アニメーションにしてみました!

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こうやってみると、リアス海岸とは…とか考えなくても簡単に理解することができます。まずはこのくらいのゆるーい感じでわかってもらえれば大丈夫です。

 

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リアス海岸とは?

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リアス海岸とは、海の水位が上がり、山や丘が海に沈んだことで谷に海水が入り込んでできた入り組んだ海岸のことです。

 

なぜ海面が上昇するの?と思った人も多いかもしれませんが、海の水は南極の氷が溶けたり、水温が上昇して海の水が膨張したりして水の量が増えるからです。

また、山が海に沈んでもリアス海岸ができます。こちらは、地殻の変動などで山が海岸線の方に向かって沈んでいきます。

 

だから、まさにさっきのアニメの通り、山が海に沈んでできた海岸がリアス海岸です。

 

ちなみに、”リアス” というのはポルトガル語で「入り江」という意味です。ノコギリの歯のようにギザギザした「入り江」が続く海岸をリアス海岸と読んでいるのです。

 

リアス海岸とリアス式海岸の違いは?

もしかしたら、リアス海岸ではなく、リアス式海岸という名前で覚えている人もいるかもしれません。

違いは何?と気になるかもしれませんが、実はどちらも同じです。昔はリアス “式” としていたのですが、後になって学術的に「”式” ってつけなくてもいいんじゃね?」ということでリアス海岸になりました。

 

なので、現在ではリアス海岸が一般的な呼び方です。リアス式海岸でも罰にはならないと思いますが、なるべく一般的な方で覚えておきましょう。

 

リアス海岸の特徴は、ズバリ「養殖業」

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では、続いてはリアス海岸の特徴を見てみましょう。

地理的な特徴からいえば、地形が複雑に入り組んでいることを覚えておけば大丈夫です。図を見て答えられるようになればなおいいです。

 

産業的な特徴は何と言っても、養殖業が盛んなことです。

その理由は、プランクトンが豊富だから。水深が深く、しかも山からやがれてくる栄養分のおかげもあってリアス海岸ではプランクトンがたくさんいます。また、地形が入り組んでいるので台風などの被害が少ないこともあり、養殖に利用されるのです。

 

が、一方で入り組んだ地形のために生活には向かないという欠点があります。そのため、漁村などがあるだけで大きな都市などはできにくい傾向にあります。

 

注意点として、台風などの波は被害が少ないのですが、津波は急激に高くなるので被害が甚大になります。また、入り組んだ地形の中で津波が反射をくりかえすので津波が長く続くことも知られています。

東日本大震災では岩手県の三陸海岸で実際に被害が出たので、覚えておきましょう。

 

リアス海岸はどこにあるの?

では、実際にリアス海岸はどこにあるのかを見ていきましょう。ここでは、代表的なところしか触れないので、くわしく見たい人はウィキペディアへどうぞ。

養殖が盛んなこと、そして地図上でどこにあるかを確認しておいてください!

 

リアスバハス海岸

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スペインの北西部、ガリシア地方にある海岸です。

この海岸は、リアス海岸という名前の元になったことで知られています。

とにかく有名なので、場所が聞かれることがしょっちゅうあります。どの辺りか覚えておきましょう。

 

朝鮮半島南岸

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海外でリアス海岸を聞くとしたら、おそらくスペインの次に出てくるのが朝鮮半島の南岸です。

リアスバハスに比べてあまり有名ではないですが、あまりイメージがないために出題されるのでしょう。

 

三重県 志摩半島

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伊能忠敬が日本地図を作る際、苦労したという逸話が残るほどギザギザしています。

ノリやカキなどの養殖が盛んで、真珠は世界的にも有名です。

 

福井県 若狭湾

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フグの養殖が盛んです。(若狭ふぐ)

また、入り組んだ地形は魚がよく集まるので、釣りの有名スポットがいくつもあります。

 

若狭湾で抑えておきたいのは、若狭原発です。リアス海岸の近くは、

  • 原発の冷却のために海のそばであること
  • 人があまりいない地域であること
  • 海が荒れにくいこと

などの理由で、原子力発電所が置かれることが多いのです。

 

岩手県 三陸海岸

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正確には、三陸海岸の南部のみがリアス海岸です。

ウニやわかめ、カキなどの養殖が盛んに行われています。東日本大震災で大きな被害を受けたので、覚えている人も多いのではないかと思います。

 

 

フィヨルドとの違いは「でき方」

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フィヨルドとは、「氷河が山を削ってできたU字谷が沈んでできた入り江」のことです。

一見ほとんど同じように見えますが、リアス海岸との違いは谷の形にあります。

 

普通、山ができるときは川が地面を削ります。そのため、山は急斜面に削れていきます。

ですが、フィヨルドは氷河が削ってできる地形です。なので、V字の谷ではなくU字の谷ができます。

 

 

このため、感覚的にフィヨルドの方が幅が広く、長くまで続いています。

 

フィヨルドで覚えておきたいこと

フィヨルドは幅が広く、長いのでかなり奥の方まで船で行くことができます。そのため、内陸の方の都市が発展しました。

なぜかというと、昔は船が人や物を運ぶための交通手段として盛んに使われていたからです。船が奥までこれて、しかも農業などのために平地も使えるとなれば、これは使わないてはないですよね!

 

ちなみに、フィヨルドがあるのはノルウェーの西岸やアラスカ湾、ニュージーランドなどです。この共通点は、ズバリ「昔、氷河があったこと」。フィヨルドができるには氷河が必要だったことを思えば、当然ですよね?

 

 

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最後に

まとめると、リアス海岸は、

  1. 山や丘が海に沈んだことで谷に海水が入り込んでできた入り組んだ海岸
  2. 養殖が盛んだが、都市はできにくい
  3. フィヨルドとの違いは、「何が地面を削ったか」と、「長さ、都市の有無」

です。

 

これさえ覚えておけば、あとは必要になれば周辺の知識を覚えるだけで大丈夫です。

テストでもかなりの確率で出ることが多いのでしっかり理解しておきましょう!







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