京大生ブロガーのいぶきです。京大には、様々な経歴を持つ人がいますが、中でも受験のブログを書いている僕が感心したのが、「ビリギャル」ならぬ「ビリギャル男」のAくんです。
Aくんは、自称「進学校の落ちこぼれ」から見事逆転合格を果たしたツワモノ。そんな彼にある日、「僕みたいに進学校で落ちこぼれた人に対して伝えたいことがあるからブログに書いてよ」みたいなことを言われました。
そこで、この記事では進学校から落ちこぼれてしまう原因と、Aくんが最底辺から京大を目指し、見事逆転合格を果たすまでに至った勉強法について書いていきたいと思います。
進学校で悩んでいる人はぜひ参考にしてみてください!
目次 (クリックでジャンプ)
進学校で落ちこぼれてしまう原因
まずは、進学校で落ちこぼれてしまう原因いついて書いていきます。
勉強をしない
「何を当たり前のことを言っているんだ?」と思うかもしれませんが、以外と多いのがこのタイプです。
小学校で当たり前のように勉強ができたいわゆる神童が、「勉強しなくてもテストの点数が取れる」という思い込みのままいた結果です。
小学校や中学校で全然勉強をしなかったので、進学先でも大丈夫だろうとタカをくくっていて、少し経つと全く勉強ができなくなっていることに気がつき、そのまま追いつけなくなるパターンが多いです。
学校の進度についていけない
これは、高校から進学校に入った人に多いタイプです。
中学まではゆっくりとした授業なので、自分の頭で反芻し、理解することができていましたが、高校に入ってからはびっくりするくらいの授業スピードについていけなくなってしまいます。
なので、いくら授業を真剣に聞いていてもついていけないのがこのパターンの悪いところ。そのうち、「自分は頭が悪いんだ…」と決めつけてしまうようになります。
苦手ができたという人が陥りやすいです。
妙に悟ってしまう
「勉強って将来何の役に立つの?」と妙に悟ってしまうタイプです。
勉強が当たり前にできた頃は勉強が苦ではなかったのですが、だんだんと周りとの差を感じるに連れて、「別にやらなくてもいいのでは?」と思ってしまうようになります。
別に、勉強が全てではないですが偏差値の高い大学に入るためにはテストの点を取らなければいけないという現実と向き合う必要があります。
部活が忙しい
進学校の中には、部活動が盛んな中学・高校もあります。また、学校の中でも厳しい部活というのはあるものです。
そういうところの部員の人は、なかなか勉強時間を取れないのが普通です。そうなると、周りとの差はどんどん開いていってしまいます。
授業で寝てたり、家で予習、復習できないというと言い訳がましく聞こえますが、実際に部活が生活をウェイトを占めていて勉強ができていない人もかなりいると思います。
落ちこぼれは本当に落ちこぼれか?
さて、ここで「落ちこぼれから逆転する勉強法」をお伝えする前に、あなたに知っておいて欲しいことがあります。それは、「落ちこぼれといっているけど、本当にそうか?」ということです。
どういうことかというと、偏差値が70を超えるような進学校では、落ちこぼれといえども偏差値でいうと50くらいはあるものです。偏差値50とは、全国的にみれば「ちょうど真ん中」です。
実際、Aくんの高校2年生の夏の成績を聞いてみると、京大模試の判定はCだったとか… それって、当時の僕よりもかなり上の成績です。そんな僕は、とある中堅高校のクラスの真ん中くらいでした。以外とそのくらいなものなんです。
また、進学校の中には「比べてはいけない化け物」というのがうじゃうじゃいることも忘れてはいけません。まさに天才を絵に描いたような人物がゴロゴロ紛れているので、「アイツはあんなに簡単に点数が取れるのに…」と自分を卑下してしまいがちなのです。
あなたがもし「進学校の落ちこぼれ」と思っていて、勉強ができないと思っているのであれば、まずその認識を改めるべきです。
勉強においては、「自分はダメなんだ…」という思い込みははっきり言って邪魔になります。なんの根拠もなくていいので、「自分はできる!」という意識を持つところから始めて見ましょう。
京大生が直伝! 合格のためにすべき5つのステップ
では、ここから冒頭でお話ししたAくんが、実際に進学校の落ちこぼれから見事京大に合格した方法を書いていきたいと思います。
ステップ1 目標をしっかりと設定する
まずは、目標を設定しましょう。
自分を落ちこぼれと思っている人は、自分のポテンシャルを低く見積もってしまいがちです。そこで、目標を設定し、声に出したり紙に書いたりすることでしっかりと先を見据えることが必要です。
ビリギャルでも、主人公のさやかちゃんは学校でビリの成績にもかかわらず、「慶應大学に行く!」と公言していたそうです。
恥ずかしくてもいいので、自分の行くべき道をしっかりと見据えましょう。
ステップ2 先生を味方につける
なんとも変な表現ですが、先生を味方につけましょう。
完全に落ちこぼれると、待っているのは学校からの孤立です。引きこもりとまではいかないまでも、友人や先生との繋がりが薄くなることは結構あります。
しかし、それは非常にもったいないです。嫌な言い方をすれば、先生をうまく使って勉強ができるようになるのが手っ取り早いです。
だから、早いうちに先生に相談なりなんなりして、なんとかするようにしましょう。
Aくんが実際にやったことは、具体的に
- 目標をはっきりと伝える(京大の工学部に現役で合格したい)
- 今の自分の実力を伝える(中学の2年の夏からついていけなくなった)
- どう勉強したら良いか(具体的にどの参考書をどれだけやれば良いか)
を聞いたそうです。こうすると、先生は「〇〇を◇ページやって、来週見せて!」と言ってきたそうです。
最初は全然信じてくれなかった先生も、Aくんが毎週やってくる課題の量をみて信じて色々尽くしてくれたそうです。
なので、まずは学校の先生や、頼りになる周囲の人を味方につけるようにしましょう。
ここで、「お前には無理だ!」とかいうやつが出てきますが、あなたはそんな人に構っている時間はないので他の人を探すようにしましょう。
ステップ3 授業に何としても追いつく
これは抽象的ですが、次のステップとして、なんとしても授業に追いつく必要があります。
その理由は簡単で、そうしないと授業時間が無駄になってしまうからです。訳のわからない授業を聞いている間に、周りの人たちはどんどん賢くなって行くので差が開いてしまいます。
そうならないためにも、まずは授業に追いつかなくてはなりません。家庭教師やスタディサプリなどのネット授業などでもいいので、とにかく「先生が何を言っているのか」というレベルにまで引き上げておくと良いです。
勉強のやり方などは別の記事に書いてあります。ぜひそちらも参考にしてみてください。
関連記事>>> 学校の成績を上げるためにやった 5つの手法を大公開
特に、部活が忙しい人は授業中が勝負なので、少し無理をしてでも追いついておくと良いでしょう。
ステップ4 進学校ならではの受験対策に乗っかる
多くの進学校は、かなり早い時期から受験の対策をし始めます。早いところでは高校2年の冬には履修過程を全て終えて、受験対策に入るところもあります。
ステップ3で基礎が固まった人は、その流れに乗って問題を解いては間違えたところを覚え…と繰り返しましょう。
受験対策を早めにやるメリットは、早くに自分の実力を知ることができる点です。学校が受験モードに入る時を見計らって、自分にも「今何をすべきか」ということを考えてみましょう。
ステップ5 自分の弱点をひたすら潰す
勉強についていけない人はざっくりと、基礎がなっていない人と、問題を解き慣れていない人に分かれます。
ステップ3、ステップ4をやってみて、自分には問題を解く量が足りていないのか、それとも基礎的な理解がまだまだ浅いのかを自分で判断するか、先生に相談してみると良いでしょう。
そして、自分の苦手を潰しにかかります。自分で決めた目標には何が足りなくて、何をしなければならないかをしっかりと自覚できるといいですね!
最後に
以上、進学校から落ちこぼれてしまう原因と、最底辺から逆転する勉強法でした。これからの具体的な目標や、自分がしなければならないことが見つかったでしょうか?
Aさんのように、逆転で合格した人がいる一方、やはり中には高校に上がる際に中退したり、受験に失敗したりするケースもたびたび耳にします。
しかし、そんなことを言っても始まらないのも事実です。”いま” を受け入れ、行動することでしか未来は変えることができません。
まずは一歩一歩、前に進んでみてくださいね!