【AO入試・大学受験に】入試に合格するための小論文の書き方を京大生が教えます

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大学入試で小論文を書かせるところは多いのに、高校や予備校で「小論文の書き方」を指導しているところはほんの一握りだと思います。

そこで、この記事では小論文の書き方から書くときに気をつけたいポイントなどについて紹介していきます。AO入試でも大学受験でも使える書き方なのでぜひ覚えて実戦で使ってみてください!

では、いきましょう!

 

小論文ってなに?

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まずは、「小論文ってなんぞや?」というところから始めていきたいと思います!小論文の書き方は、コレを知った後に説明します!

 

小論文と作文の違いは主張のあり方

小論文と同じようなものに作文があります。あなたも夏休みの宿題などで作文を書いたことがあると思います。では、作文と小論文の違いはどこなのでしょうか?

簡単にまとめると、次のようになります。

 

作文と小論文の違い

作文… 自分が経験したことや考えたことを主観的に書くもの

小論文… 誰かを説得するために、自分の意見を客観的に主張するもの

 

ここからわかることは、作文は主観的で、小論文は客観的である必要があるということです。

あなたも、小論文は論理の流れが大切だ!ということくらいは聞いたことがあると思います。それはつまり、相手に自分の主張をわかってもらうためだったのです。

 

小論文は面白くなくても良い?

そして、もう一つわかることは、「小論文は面白くなくても構わない」ということです。出題者は決して奇想天外さを求めているのではなく、「なるほど!」と思ってもらうことが大切です。

 

もしオリジナリティを出そうと思うなら、日本語の使い方や自分がどう感じたかなどではなく、「私はこういう風に問題設定をして、こういう方法で解決する」という視点の取り方や考え方によってです。

 

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小論文の3大パターンを知ろう

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では、ここからは小論文で出題される問題のパターンをみていきましょう。もし志望校が決まっている人は、過去問などをみて「どのパターンに当てはまるか」を確認しながら読んでみてください!

 

賛否を問う、意見を述べる

最もスタンダードなテーマは賛否を問うものや、〇〇についてあなたの意見を述べなさいという問題です。

【例】

あなたは憲法の改正に賛成か・反対か 意見を述べよ

 

この場合、YES or NO ははっきり答えることが大切です。そして、それに対して主張の根拠となるような理由を列挙していくことになります。

 

国語(論説) + 小論文 の問題

次のパターンは、国語の論説の問題と小論文の中間のような問題です。私立校の国語のテストに小論文がくっついている場合もあります。

【例】

問題文の中で述べられた〇〇について要約し、それについて1,000字以内で論じよ

 

この場合は問題設定も自分でしなければいけないこともあるのである程度の慣れが必要です。

 

グラフやデータなどを見て、それについて書く

最後のパターンは、グラフやデータなどから考えられるものを論じるタイプの問題です。どちらかというと理系の学部に多いような気がします。

【例】

下記の図を見て、それについて考察を加えよ

 

この場合は割と “正解” のようなものがあるのでそれに大きく外れていないかや使われている語彙がどうかなど細かいところを見られたりするので要注意です。

 

小論文で大切な “型” を知ろう

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では、ここからはいよいよ小論文を書く時に使える型について触れていきたいと思います。最初にも言った通り型にはめると「時間を節約できる」「論理の流れが見えやすくなる」などのメリットがあるのでぜひ使ってみてください!

 

制限字数によって3段落展開、もしくは4段落展開にする

まず、ここで紹介する型は2つです。そして、それはおそらくあなたも知っているものです。

それは…

序論・本論・結論 の3段落展開

起承転結の4段落展開

 

です。コレらは文字数によって使い分けるといいでしょう。

具体的には、400~600字くらいの、比較的短い文章をまとめる時は3段落構成、そして800字以上のときには4段落構成にすると収まりがいいです。

 

注:ここでは書きませんでしたが、それぞれの段落構成の前に問題提起をして方がいい場合もあります。文字数の調整などにも使えるので覚えておいてください。

 

3段落展開の小論文は「序論・本論・結論」

最も簡単な構成は、以下の通りです。

序論 自分の意見・主張を述べる
本論 その理由や根拠を提示する
結論 本論を受けて、最後に結論を提示する

3段落展開の場合は、本論に一番重きが置かれます。つまり、自分の主張の根拠や理由が述べられる部分です。文字数によっては、根拠を複数挙げたり、具体例を持ち出すといいでしょう。

 

4段落展開の小論文は「起承転結」

次に、4段落展開です。

自分の意見・主張を述べる
その主張の根拠や理由を提示する
具体例を示したり、新たな視点を導入する
散らばった論をまとめる

 

この起承転結では、文章構成でオリジナリティを出すことができます。すなわち、 ”転” に一捻り加えるのです。

 

例えば、環境問題など誰がどう考えてもNGなテーマなどにおいては、起・承まででは当たり前のことを書いて、転で「なぜいけないのか?」について触れたりするとレベルが上がります。

また、想定される反論に対して先に理解を示しておくこともできます。「確かに… という意見もあるかもしれない。しかし~ 」というやつです。

なので、この4段落構成は文字数が増える傾向にあります。やはり800字以上にはなってしまうでしょう。

 

小論文を書くときに気をつけたいポイント

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さて、型がわかったところでいきなり文章を書き始めてもいいのですが、その時に注意するべきポイントなどをまとめてみました。

小論文になれるまではこの記事を印刷したり、リストにしたりしてコレらのポイントが守られているかについてチェックしてみるのもいいと思います!

 

根拠は複数あるなら列挙する

ほとんどの小論文のテーマでは、自分の意見の根拠は複数提示します。コレは経験則なのですが、ほとんどが以下のような流れになっています。

 

私がこう考える根拠は3つあります。

1つ目は…

2つ目は…

3つ目は…

 

こうすると読む人は、「あぁ、この人はコレからこういう形で主張を始めるんだな」と心構えをすることができます。

 

マインドマップを作る

小論文を書く際に最も大切なのが、書く前のアイデア出しです。小論文業界では、次のような格言があるくらいです。

先生
小論文は書く前に9割が終わっている

 

いかに構成やアイデア出しがわかっていただけたでしょうか?そこで活躍するのがマインドマップです。

マインドマップというと大げさかもしれませんが、要するに論文を書く前に頭の中を整理する手順です。

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コレは僕がやっていた方法なので気に入ったらまとめてみてください!

 

反対の意見も提示し、それを否定しつつ論を展開する

起承転結の部分で少し書きましたが、想定される否定意見をあらかじめ書いておくことも大切です。例えば、次のような感じ…

確かに… かもしれません。しかし、それは△△△という方法によって解決できます。

 

コレを書くことによって、自分の主張がよりぶ厚いものになります。また否定意見に譲歩したことで読み手の共感も得ることができます。

 

1つの文章はなるべく短く

ここからは次は書く時のテクニックです。まず、1文は短く区切って書くようにしましょう。

それはなぜかというと、文章が読みにくくなったり、論理が破綻したりするからです。例を挙げてみましょう。

【例1】

僕の名前は “いぶき” と言いまして、京都大学の学生として勉学に励む傍でブログも書いているのですが、今までに何万人の人に記事を読んでもらった中でも印象に残っているのが受験の半年前までは大阪大学志望で模試でD判定だったタナカくんが後半に怒涛の巻き返しを図りついに合格を手にしたというお便りをくれたことです。

【例2】

僕の名前はいぶきと言います。京都大学の学生で、勉強に励み、ブログを書いています。今まで何十万人の人にブログを読んでもらいましたが、その中でも特に印象に残っている出来事があります。それは、大阪大学に合格したというお便りを、タナカくんからもらったことです。彼は受験の半年前までは模試でD判定のですが、そこからこのブログを見て勉強に励み、ついに合格を手にしたそうです。

 

少し長くなってしまいましたが、後半の方が明らかにわかりやすいですよね?

 

1文の目安としては、せいぜい50字から60字くらいに収まるようにしましょう。だいたい1行以上にまたがっていたら怪しいと思ってください。

 

下書きはしないで一気に書く

小論文は構成が大事だと言うと、たまに解答用紙に下書きを書く人がいるのですが、そんな時間はないと思ってください。

小論文の問題は、練習を積んでもかなり厳しい時間設定になっている場合が多いです。コレは、「いかに早く論を組み立てられるか」というところにも注目しているからです。

 

だからむしろ、下書きを必要としないくらい論理の構成をしっかりすることが大切です。このためには、構成を大きく外れないように書き進めていく必要があります。

また、小論文の定石としては、途中でどんなにいいアイデアが浮かんでも最初に決めた構成に従うといいです。コレは多くの先輩の経験的な主張ですが、概ね違っていないと思います。

最後の次数の調整などは慣れてくれば自然とできるようになります。

 

広く浅くよりも深く、鋭く

イメージの話ですが、小論文では「広く、浅く」よりも「深く、鋭い」意見が求められます

どういうことかというと、ざっくりとした全体的な意見を提示するよりも具体化したり範囲を絞ったりしてあるものを論じた方が印象が良いということです。

 

例えば、環境問題を例に説明します。環境問題は “問題” とつくくらいなのですから人類にとっては取り組むべき課題なのですが、如何せん大きすぎてイメージがわきません。そういう時は具体的に、よりシンプルにした方が話がわかりやすかったりするのです。

そして、そういう問題はあなたという視点からしか見ることができなかったり、あなたなりの解決方法を提示するヒントになり得ます。もしかしたら、それらが地球規模の解決に繋がっていったりするかもしれません。

 

このように、とにかく広い論は浅くなりがちです。なので、狭く深くを意識するとオリジナリティにもつながり書きやすさが増すのでオススメです!

 

最後に

小論文は、他の教科と同じように勉強をしっかりすれば点数は上がっていきます。特に「全くやらない人」と、「ほんの少しでも手をつけた人」の差は大きいです。

 

なので、時間がある人は早いうちからある程度の書き方をマスターしておくといいかもしれません。特にそこで身につけた知識や表現方法は国語などで活かすこともできるので一石二鳥になります。

勉強法については次の記事で詳しく説明しているのでぜひ読んでみてください!

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【大学受験の小論文】オススメの勉強法と参考書

2018年11月8日






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