勉強や仕事にも? 誰でもゾーンに入るための7つのポイントで能力を解放しよう

ゾーン」という状態をご存知でしょうか?

最近はテレビやアニメ、漫画でも使われるようになったのでご存知の方もいるかもしれません。

 

ゾーンとは、普通の集中を通り越した、極限の集中状態です。

この状態では、

  • 1つのことに集中できる
  • 自分がイメージしたとおりの結果になる
  • 時間が止まったような感覚になる
  • 最高のパフォーマンスを発揮できる
  • 高揚感や恍惚感を得ることができる
  • リラックスしているけど、集中している
  • 疲れを感じない
  • 他人の考えや動きがわかるようになる

といった体験ができます。

 

このような素晴らしいメリットのある「ゾーン」ですが、実はスポーツだけでなく音楽や読書、ゲーム、仕事、勉強に至るまで様々な場面で見られていることがわかっています。

このゾーンを味方につけることができれば、スポーツで勝利を掴みやすくなるのはもちろんのこと、仕事や勉強でもより一層成果を上げることができます。

 

ただ

、当たり前ですがゾーンには簡単に”入る”ことはできません。世界のトップアスリートでさえ、入ることができるのは人生で数回とも言われています。

 

しかし、ゾーンに近い状態を作り出すことや、精神的集中を手にいれる方法ならすでにわかっていることがあります。

そこで、この記事ではそんな「ゾーンへ入るために必要な7つのポイント」についてまとめてみました!

 

ゾーンとは何か?

Mihaly-Csikszentmihalyi

「ゾーン」の提唱者、ミハイ・チクセントミハイ

ゾーンへの入り方を見る前に、ゾーンとは何かをさらっと見てみましょう。

ゾーンの提唱者は、ミハイ・チクセントミハイ。彼は、ゾーンを

人間がそのときしていることに、完全に浸り、精力的に集中している感覚に特徴づけられ、完全にのめり込んでいて、その過程が活発さにおいて成功しているような活動における、精神的な状態

と定義しました。

ゾーンは、ピークエクスペリエンス、無我の境地、忘我状態とも呼ばれます。

 

彼は、ゾーンに入る前には集中状態であるフローに入ることも重要だと述べています。

この記事で紹介するのは、主にこのフローに入るために必要なものです。

 

フローとゾーンの違いは?

ちなみに、「フロー」と「ゾーン」はどちらも同じ “集中状態” という意味で用いられることもあります。

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フロー・ゾーンへの入り方

では、いよいよゾーンへの入り方をご紹介します。

まずは構えず気楽に、「集中するためにはこんなものが必要なんだ…」というテンションで読んでみてください。

 

1. 目的をはっきりさせる

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まずは集中をするために、目的をはっきりさせましょう。

「自分が何をやりたいか」、「今何をやらなければならないか」がはっきりしないと、何に集中するべきかを見失ってしまいます。

そうすると、いらない情報やノイズを拾ってしまいます。

ゾーンに入りやすい状態としてたとえば、

  • 2アウト満塁で一打逆転の場面
  • PKで自分が決めれば勝てるシーン
  • このパターを沈めればシーズン優勝

といった状況があるそうです。

 

いずれにも共通しているのは、目標がしっかりしていることです。

集中しなければならないことに全力を傾けることができなければ「ゾーン」には入れません。今何をするのかという目標を明確に持ちましょう。

 

2. 環境を整える

いくら集中しようと思っていても、環境が悪ければ集中できるものもできません。特に勉強や仕事で集中したいと思う時には、環境を整えることが大切と言えるでしょう。

仕事や勉強で集中状態に入りたければ、具体的には

  • スマホなどの集中を切らすものを目の届くところに置かない
  • 部屋を散らかさない(集中力を欠くため)
  • 机にはやるべきものしか置かない
  • 音楽などをかける

など、自分がしている活動に注力できるような環境を作ることに専念しましょう。

 

音楽などは個人差があるため、試して見て自分に合うかどうか確かめて見ると良いでしょう。

 

3. 時間を気にしない

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仕事や勉強をするときに、「何時までやろう」とか、「後1時間頑張ろう」とかいう決め方をしていませんか?

時間的な制約がある場面でなら仕方がないですが、究極の集中状態を手に入れたいのなら時間にとらわれずに作業を進めましょう。

 

理想的には、「もうこんな時間!」というくらいまで仕事や勉強に没頭することです。自分の好きなことに集中したときにはそういった経験があるのではないでしょうか?

もし時間を区切って集中するなら、キッチンタイマーなどを使って時間を区切ることをお勧めします。

 

4. 自分の能力と課題のバランス

集中できる環境というのは、適度な課題設定が必要です。

たとえば、今の自分の能力では到底できないような課題に直面している時は、集中しようと思ってもどうしても意識がブレてしまいます。

 

集中するためには、今、自分が本気を出せば乗り越えられるくらいの壁を用意して、それを1つづつ超えていくことが大切です。

また、どうしてもわからないものがあっても考え続けること、手を止めないことが重要になってきます。わからないというものは飛ばせるならスキップしてしまって、集中状態を保ったまま次に行くのも重要です。

 

5. 主体的な、内面的なモチベーション

人からこれをやれ、あれをやれと言われてするのはモチベーションを保つことが困難です。

たとえ集中しても、すぐに飽きてしまったり他のことを考えてしまったりします。

 

一方、自分がやりたいことや好きなことは何時間も続けていられます。

たとえば、勉強だとすぐに飽きてしまう子供でも、ゲームのこととなると何時間でも続けていることができます。これは集中力がないのではなくて、単にやりたくないだけなのです。

 

たしかに全ての作業が自分の主体的な取り組みではありません。ときにはやりたくないこともあります。

そんな時は、まずは言葉から変えて見ることをお勧めします。「私はコレをらされているのではなくて、やっているのだ!」と思うだけでより深い集中に移ることができますよ。

 

6. スイッチを作る

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人間、生きている間ずっと集中していることができれば良いのですが、残念ながらそういうわけにはいきません。

ときには緊張を緩めてリラックスしなければならない時もありますし、ときにはやる気を出して進めなければならないこともあります。オンとオフの切り替えがしっかりできる人は、充実した時間の使い方ができます。

 

そこで大切なのは「集中のスイッチ」を作ること。コーヒーを淹れる、音楽をかけるなど、「これから集中するぞ!」というスイッチを用意することが大切です。

 

ちょっと前に、「やる気スイッチ」というCMが流行りましたが、あれもまさに集中状態に入るために必要なものなのです。

 

7. ”今” に一生懸命になる

人間、どう頑張っても過去のことは変えることができません。しかし、多くの人は過去の失敗などのあれこれに気をまわしてしまいます。

 

また、未来について考えることもあります。あなたも、「何時までにこれが終わって」、とか「きっと1週間後には完成しているはず」、こういったいわば”皮算用”をしてはいませんか?

 

もちろん、過去の経験から学んだり将来の目標を立てることは大切ですが、それはそれをやるべき時にやりましょう。それよりも大事なことは。目の前の1つ1つの物事にしっかり向き合うことです。

 

最後に

今までゾーンに入るための方法を色々書いてきましたが、注意すべきことが1つ。それは、

ゾーンに入ろう、入ろうと思っているうちはゾーンには入れない

ということです。ゾーンは集中状態なので、ゾーンのことを考えているうちはまだまだです。

 

これは禅の考え方と似ています。

ペレ、ジョコビッチ、タイガー・ウッズ、イチローなどの世界のトップアスリートと言われている選手は、みんなこのゾーンを味方につけていたと言われています。

 

習得とまではいかないまでも、集中状態を作り出すコツさえつかめばあなたの作業効率は一段と上がるはず!ぜひ身につけて見てはいかがでしょうか?







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