受験生の多くの人が受ける試験といえば、そう、大学入試センター試験ですよね。通称、「センター」。毎年1月に100万人以上の受験生が受けるビッグイベントです。
このセンター試験は国公立の1次試験という役割のほかに私立校の試験の一部になったりもしているので「何がなんでも点数を取りたい!」と思う人が多いのではないでしょうか?
僕も現役の受験生の頃はそうでした。しかし、慣れないマーク形式だったり時間配分だったりに苦戦して思うように点数が取れませんでした。そこから研究を重ね、浪人時代には5科目9教科で93%という得点を叩き出すことができました!
大学入試センター試験
国語 192 / 200
地理歴史・公民 88 / 100
数学 182 / 200
理科 184 / 200
外国語 234 / 250でした!合計で9割越え(╹◡╹) pic.twitter.com/OtefyFmZAm
— いぶき@京大生ブロガー (@ibuki_blogger) 2018年10月27日
この記事では、そんな僕のセンター試験の対策方法だったり気をつけたことなどを書いていきたいと思います。ぜひ参考にしてみてください!
目次 (クリックでジャンプ)
時間配分が命と思え!
まず、センター試験で一番気をつけたいのが「時間配分」です。センター試験は制限時間が少ない上に問題数が多いので時間が足りなくなることがあります。
特に国語や数学、英語などは時間との戦いになることが多々あります。この対策をしっかりしないと高得点を狙うのは難しいでしょう。
注意すべきポイントは、「試験本番は緊張しているので普段より解くのに時間がかかる」場合があることです。絶好調の時ではなく、不調の時にも時間内にもんだおを解き終えることができるようにしましょう。
そのためには、過去問は10分くらい余裕を持って解くようにしましょう。国語のテストは80分なので、練習では70分くらいで見直しまでできると理想的です。
また、難問が出た時や予定より難易度が高かった時などを想定していくつかのプランを立てておくのもいいでしょう。最低でも何点取りたいのか、そのためにどういう問題を取らなきゃいけないのかなどをしっかり考えておくと良いでしょう。
過去問の繰り返しが大切
センター試験は1990年から行われていますが、その出題傾向はほとんど変わっていません。
なので、過去問は丸々30年分くらいあります。また、センター試験には「交通機関の乱れなどで止むを得ず受験できなかった生徒」ように予備の試験も用意されています。これも合わせると過去問の量はかなりの数に上ります。
これを使わない手はありません。どんな人でも最低5年分、人によっては10年分くらいは解いておくといいでしょう。
ただ、過去問はむやみやたらに解いても身につくとは限りません。しっかりと復習をして自分の力にするようにしましょう。
復習の仕方などは模試の記事に書いてあるのでそちらも合わせて読んでみてください!
4択は、選択肢を絞ることが大切
センター試験は、主にマーク形式です。選択肢が4つや5つ与えられ、その中から正しいものを選びます。
この選択肢は、当然ながら間違いの選択肢は3つ、ないし4つあります。ですが、これらの全てを厳密に精査する必要はありません。なぜなら、選択肢の中には「パッと見で間違いとわかるような選択肢」が紛れているからです。
こうした選択肢を消していけばだいたい3択か2択に絞ることができます。そうすると確率上では50%以上の点数を取れる計算になります。
また、間違いの選択肢に余分な時間を使わなくても良いので時間的な余裕を手に入れることもできます。
この「間違いの選択肢をなくす」方法は進学校の生徒は当たり前にしているのですが知らない人も多いみたいなので、ぜひやってみてください!
文房具の準備は万端に
学校の先生がたまに「センター試験には鉛筆を持っていくといいよ!」と言っていますが、これ本当です。
マークするのが鉛筆の方がいい理由は2つあります。1つは機械が判定しやすいことです。マーク試験は機会が採点がするのですが、その際にきちんと塗られていないと誤動作を起こして不正解になってしまうのです
僕は模試で「判定不能」という評価で何度か失点したことがあります。
もう1つの理由はスピードの問題です。鉛筆だと塗る速度が圧倒的に早いので時間を稼ぐことができます。「どうせ1秒くらいだろ!」と思うかもしれませんが問題数が多いので全部合わせると2分くらいになります。センター試験での2分はとても貴重なのです。
鉛筆はどうしても使いたくないという人のために最近ではマーク用のシャープペンシルまであります。
こんな製品まであるということなので、やはり鉛筆の方がいいということなのかもしれません。
また、消しゴムは2つ持っていくと何かあった際にいいでしょう。
僕はビビリだったのでこうした「細かいこと」にまでとっても気を配っていました。もしも少しでも安心したい方はこの他にお守りも持っておくといいと思います!
休憩中も集中力を切らさない
センター模試を受けたことがある人はわかると思いますが、センターは5教科、10科目が2日間に渡って行われます。このうち全部を受ける人は少ないと思いますが、少ない人でも4教科くらいは受けることになると思います。
そうなると、まずは勉強の体力が必要になります。そこで大切なのが休憩時間の使い方です。
試験と試験の間の休憩は、毎回20分くらいあります。この時にしっかりと体と頭を休めるようにしましょう。
中でもやってはいけないのが、「前の時間の復習や反省」です。そんなことをする暇があるなら次の強化の復習をするなりしっかりと休憩をした方が生産的です。
また、この休憩の間にチョコレートなどの糖分補給をしておくのもいいと思います。僕のオススメはブドウ糖。ブドウ糖は脳が吸収できる唯一のエネルギーなので勉強にもってこいです。
何にしろ、過ぎた科目のことは気にしないで、次の教科に向けて気持ちをしっかり作っていくようにしましょう。
迷ったら直感を信じておく
センター試験は選択肢から正解を選ぶ形式です。そのため、「2択まで絞れたけど、確信が持てない」という場面がたまにあります。そんな時、どうすればいいと思いますか?
答えは、「直感で選ぶ」です。
「え、そんな適当でいいの?」と思った人もいると思います。でも、直感で選ばれた答えというのは正解である確率が高いのです。
詳しくは下の記事を読んでもらうとわかると思いますが、まとめると直感は意識できないレベルで膨大なサンプルのデータから最適な解を選び出しているみたいです。
もちろん、正解だと思う方を選べばいいのですが、本当にどっちがいいのか悩むときもあると思うのでその時は直感を信じてみることをオススメします。
また、これも興味深いデータですが、センター試験の正解は何番が一番多いと思いますか?正解は…
これは予備校などでよく言われていることなので確かではないですが、迷ったら3というのもアリかもしれませんね!
解答用紙のズレには注意
センター試験で一番怖いのは… 解答用紙のマークがずれることです。最悪、ずれたところから1点も取れない可能性も考えられます。
このマークのズレ、絶対にやらないだろうと思っていてもたまにやってしまう人がいるので要注意です。特に試験本番は緊張しているのもあって、普段やらないような失敗をしてしまいがちです。
ズレの対策としては、
- 小問ごとに一気に塗る
- 大問ごとに確認する
- 最後の5分間は見直しの時間を作る
ことをした方がいいと思います。
こういうことを書いても、「いや、でも流石に解答用紙はずらさないでしょ!」と思うかもしれませんが、友達の中には本当にやらかしてしまった人もいました。
マークミスは、本当に笑えません。気をつけましょう。
自分を信じる
以上、センター試験全体で気をつけたいポイントを紹介してきました。自分の知らなかったことや注意したいところのイメージはついたでしょうか?
特に (何度も言いますが) 時間配分と過去問対策は必須です。これを読んでぜひ自分でもやってみることをオススメします。
最後に一つアドバイスをするとすれば、センター試験でもなんでもそうですが、最後に信じられるのは、自分です。「これだけやったから大丈夫!」と自信を持つことができるくらい全力を尽くしてください!
応援しています!この記事では全体的な注意点を紹介しましたが、個別の攻略方法などについては下の記事で紹介しています!合わせて読んでみてください!