センター試験の物理と化学といえば、理系的には割と高得点が狙えるところとして知られています。レベルが高くなればなるほど満点に近い値を出してくる人が増える科目です。
僕も現役の時はどちらも9割を超えていました。ただ、ちょいちょいミスをするので対策はしっかり立てていました!
大学入試センター試験
物理+化学 184 / 200
でした!合計で9割越え(╹◡╹) pic.twitter.com/OtefyFmZAm
— いぶき@京大生ブロガー (@ibuki_blogger) 2018年10月27日
この記事では、そんなセンター物理・化学の対策方法について書いていきたいと思います。何も難しいことはなく、要は
- 重要なモノは暗記
- 計算問題に関しても、解き方を覚える
- 過去問をやって、復習する
だけで大丈夫です。タイトルの〇〇に入るのは、ズバリ「復習」です。
それでは、詳しく解説していきます!
目次 (クリックでジャンプ)
何はともあれ暗記が必須
センター試験の特徴の一つですが、やはり知識を聞いてくる問題が多いというのがあります。計算問題よりはそっちで点数を落としてしまう人が多いような印象を受けます。
ただ、ということは覚えればいいだけというポジティブな見方をすることもできます。暗記をするだけなら別に難しい解き方をするわけでもないのでただ単純に覚えれば点数は上がります。
でも、だからと言って、
では僕がこのブログを書いている意味はないわけで… ここからはどうやったら暗記をしやすくなるかみたいなことについて少し解説していきたいと思います。
暗記ブックみたいなので覚える
まず一番最初は暗記ブックみたいなのを使って覚えましょう。特に化学は暗記するものが多いのでこういうものがあったほうがいいと思います。
暗記をしないで化学で点を取りたいという人は、単語が全然が全然わからないのに英語で点数を取りたいと言っているようなものです。やはり基礎知識は必須です。なので頑張って覚えましょう。
逆に、ここでしっかりとした知識をつけておくと私立の試験や国公立の2次試験で必ず役に立ちます。
僕は付箋をたくさん貼って、覚えられないところは繰り返し徹底して何度も反復しました。繰り返しあるのみです!
出てきたらその都度復習する
これにある程度慣れたら、過去問を解いていくといいでしょう。
と思うかもしれませんが、センター試験は過去問が40年分くらい、それに予備のものや模試を合わせると100以上は過去問があります。なのである程度無駄遣いをしても大丈夫です。
そして、過去問を解いていってわからないところや疑問に思ったところをその都度復習していきましょう。
復習の仕方は
- 出てきた問題を間違いノートに解き直す
- 間違えた問題の分野を暗記ブックで覚え直す
の2通りあります。特に間違えノートは復習もしやすくなるのでぜひ作ってみてください!
過去問は解答冊子まで読み込む
そして、過去問をやった時にさらに問題の解答用紙まで読むと知識がつくと思います。
例えば、センターの赤本では、選択肢の答えはなぜ間違いなのかやどういうときにそのワードが出てくるのかなどがかなり詳しく載っています。
これらをまとめて理解し、覚えると今まで点だった知識に広がりが出て、やがて点と点が繋がります。そしてそれがもっと進むと面の理解が得られます。
なんか抽象的なお話になりましたが、解答や “答え” を読み込むことは他の教科でも有用な勉強方法です。
ぜひやってみてください!
物理と化学の計算は小数点だけ
センター試験の物理と化学で出てくる計算問題は、いってしまえば小数点の計算と指数計算だけです。なので計算自体は過去問を解くだけでO.K. だと思います。
では、何が大切かというとやはり「どうやって解くか」だと思います。どの問題はどういう解き方をするとどんな答えが出るのかをしっかり理解しておく必要があります。
問題の解き方も正直暗記でオッケー
こんなことを言っては先生に叩き斬られるかもしれませんが、センターレベルなら、「問題の解法を丸々暗記」してもオッケーだと思います。
その理由は簡単で、「そこまで変な問題は出ない」からです。ひっかけ問題や重箱の隅を突くような問題は少ないので問題の解き方も単純に “知っているか、知らないか” という場合が多いです。
なので、さっきあげたような暗記ブックに載っているような一問一答形式で覚えてしまってもいいと思います。国公立の2次試験や私立を受けるのなら別ですが、センターはこれで乗り切ってもいいでしょう。
中程度のレベルの参考書を使い込む
あとは、やるとしたらそこまでレベルの高い参考書をやるのではなく、徹底して “中程度” のレベルの参考書をやり込みましょう。
これで書いたところでいうと、どちらもセンターレベルまでです。これを解いては復習してを繰り返します。最初にも言いましたが、解きっぱなしではなくしっかりと復習をすることで知識を身につけることができます。
これをしっかりやりきれば、センター試験の点数は安定して8割以上に行くと思います。
時間はそこまで気にならない
センター試験でよく言われるのが、「時間が足りない!」です。特に英語や数学などでは8割、9割の点数を取ってくる人でもかなり時間ギリギリに解き終わります。
ですが、物理や化学はそうではない印象があります。解ける人は一瞬で解いてしまい、20分くらい時間を余らせている印象です。
もし、あなたがこれに賛成してくれる、つまり時間が余るようならやるべきは新しい知識をつけることただ1択です。時間が余っても知らないと解けないという問題が出てきたらオシマイだからです。
なので、僕は物理、化学、生物は過去問を解くのもいいですが、それと同じくらい新しい知識をつけることを推奨しています。そして、復讐では新しい知識を身につけることに注力するといいでしょう。
見直しというより、もう一度解き直すつもりで
テストはいわゆる見直しが大切ですが、いつも見直しで間違いを見つけられるとは限りません。むしろ間違いに気がつかないことの方が多いと思います。
僕もそうでした。なかなか気がつかないし、思い込んでしまうとそれが正解に思えてしまうんですよね…
そこで、僕がどうやって見直しをしていたかというと、それは「全く新しい気持ちで解く」ということです。
例えば、化学の計算の問題だと最初からもう一度きちんと計算をし直します。物理なら、例えば1回目とは違う解法を使って解いてみたりします。
これをすると、結構な確率で間違いに気がつきます。というより、これで間違えたらケアレスミスというよりもっと根本的な理解不足とかであることが多いです。
そういう時は、間違えたところを重点的に見直すといいでしょう。
単位を見直すと割と選択肢を絞れる
化学でも物理でも、正解にたどり着くのに重要なファクターの一つに “単位” があります。
例えば、どちらの教科でも使うJ(ジュール) という単位は、基本単位で表すとm^2・kg / s^2 という単位になります。
この時、不正解の選択肢の中にはよく見ると m^ 2・kg^2 / s^2 というものだったりが紛れています。これらは絶対に正解ではないので正解の選択肢から削ることができます。
逆に、正解の選択肢は 1/2 ×(m^2・kg / s^2) とかだったりします。これは計算で確かめるしかないですが、それでもチェックの時には単位はかなり使い勝手のいいものなので常に意識しているといいでしょう。
また、物理でも化学でも「ぱっと見で絶対にあり得ないだろう…」という値が選択肢のうちに紛れていることがあります。(例えば、エネルギーがなぜか増えていた、とか)
なので、自分の選んだ選択肢が妥当かどうかということも気にしておくといいと思います。この「単位に気をつける」ことはセンター試験だけでなく2次試験などでも役に立つのでぜひ使ってみてください!
物理、化学は点数の取り所
以上、センター物理・化学で大切ことを紹介してきました。まとめると
- 暗記と復習をしっかりする
- 過去問を解く & 知識をつける
- 計算の力を磨く
これでかなり高得点に近づけると思います。
プレッシャーをかけるようですが、理系ならこの物理・化学はセンター試験の中でも点が取りやすいものになっているはずです。
ここで稼いで、英語や国語などの科目のミスを埋められるように頑張りましょう!