受験に落ちる人と受かる人には明確な違いがあります。
僕がそれに気がついたのは、大学に入学してからです。
大学生になってから、高校生や受験生の勉強を見ていた時期があるのですが、その時に「あっ、この人は受かりそうだな!」とか、「この人はもしかしたら…」という、いわばカンみたいなものがあるのですが…
しかも、長年やっていると、そのカンがだんだん冴えてきて、いくつかのポイントに絞れることがわかってきました。
そこで、この記事では、受験で受かる人と落ちる人の違いについて、僕なりに感じてきたことをまとめてみました。
しっかり確認して、自分がもし “落ちる人” になってしまっていたら、行動を変えてみるようにしましょう!
目次 (クリックでジャンプ)
学校で受かる人、落ちる人
まずは、学校での受かる人と落ちる人の違いです。
- テスト勉強や学校の勉強を真剣にやっている
- 小テストなどに向けてテスト勉強をしている
- 「学校のテストだから、まあいっか… 」と思っている
- 学校で内職をして、予備校のテキストを終わらせている
- 「進学校ではない」ことにありえないコンプレックスを持っている
学校のテストだからって、舐めていたりしている人や、授業を聞かずに別のことをしている人は、たいてい受かりません。
そうではなくて、やるべきことをきちんとやっていたり、小テストなどにも点数を取ることをこだわっている人は強いです。
また、期末テストなどで点数の競い合いをしていた人たちは結構な確率で受かっていた気がします。
予備校で受かる人、落ちる人
予備校での受かる人、落ちる人の違いは、こんな感じです。
- 毎日決まった時間に自習室にいる
- 塾を過信しすぎないで、自分のやることは自分で決める
- 授業が終わったらすぐに帰る
- 一人ぼっちでいる
- いっつも誰かと喋っている
- 勉強した “量” 自体は少ないのに、やった気になっている
- 予備校のテキストだけやればいいと思っている
僕が個人的に提唱したいのが、「予備校の友達は、少ないほど合格率が高い」説です。
やっぱり、予備校のフロンティアホールや食事Room で喋っている人は、あまり合格したイメージがありません。
塾を過信しすぎない、というのはあくまで自分の足りないところを積極的に補おうとする姿勢のことです。
だから、予備校のテキストを盲信しない、というくらいの印象です。
あとは、授業が終わったらダラダラせずにすぐに切り替えができるということも大切です。オンとオフをしっかりして、やるときにはやるという姿勢が大切です!
勉強に対する態度で受かる人、落ちる人
勉強態度に関しては、幅が広いので当てはまる場合とそうでない場合はいろいろだと思います。
- 毎日決まったことを繰り返してやる
- 伸びない時期があっても、クサらない
- 意外と楽観的に、「なんとかなる」と思っている
- 自分より成績のいい人をライバルにする
- 毎週、会うたびに参考書が変わっている
- “勉強法” や “大学の入試” に関してやたら詳しくなる
- 志望校の理由が、「なんとなく」だったり「偏差値的に…」だったり
- 下を見て、「まだ大丈夫…」とか言っている
参考書が毎週変わっている人や、勉強法に関してやたらくわしい人がいたら… ちょっとアヤシイなと思います。(もちろん、やり込んでいたらO.K. )
あとは、勉強できない人は普段はずーっと「やばいよやばいよ!」って言っているのに、「ワタシって、やればできるんだよね。まだ本気を出していないだけ!」と言います。
合格する人の態度は真逆で、謙虚にずーっと黙々とやっているイメージがあります。自信がある人もいますが、そういう人は実力もある場合が圧倒的に多いです。
長期休みなどで受かる人、落ちる人
“受験の天下分け目の戦い” は夏にあります。夏の長期休暇をどう過ごすかというのは非常に大切です。
なぜなら、学校がしっかりと管理してくれないから。なので、人によってかなり差がついてしまうのです。
- 毎日規則正しい生活習慣を送っている
- 予備校の授業は “ほどほど” に入れる
- たまーに息抜きで遊びにいくくらい
- 無駄に夜型生活を送る
- 塾や予備校の夏期講習を詰め詰めにして、苦手の克服や復習に時間を使えない
- 遊んでばっかり(息抜きじゃなくて、遊びがメイン)
- 無計画に勉強している
受かる人は、やっぱり「しっかりした生活態度」をキープします。また、夏期講習なども入れるにしてもほどほどにして、授業の復習や苦手を潰すことに力を費やします。
他方、落ちる人は生活リズムがガタガタになったり、授業に時間を取られたりと、とにかく “自分の時間” を作ることができません。
これは日常生活においても大切なことです。思い当たる節がある人はピシッと修正しましょう。
全統模試やマーク模試で受かる人、落ちる人
模試は、受け方だけでなく、受ける前や後でも「受かるだろうなぁ!」って人と、「落ちるんちゃうかな…」という人がはっきりと見えます。
- 目的を持って模試に取り組む
- 毎回の模試を、本番だと思って取り組む
- 模試の結果を素直に受け止めて、反省・復習する
- とりあえず模試を受ける
- 「今回は… ミスったなぁ…」と言って、うやむやにする
模試は、模擬試験です。本番のつもりで練習しないと意味がありません。
教え子たちの中には、「前の日のご飯や持っていく筆記用具まで本番と一緒にするんだ!」という生徒がいましたが、そういう人は必然、受かっていきます。
また、返ってきた結果をしっかりと受け止め、復習をすることも大切です。
遠足が、”家に帰るまでが遠足” であるように、模試も、”復習をするまでが模試” です。
しっかりと復習するようにしましょう!
まぁ、目をそらしたくなる気持ちもわかります。僕もそうでした。
でも、復習したら、やっぱり点数上がるのでオススメですよ。
最後に:これを読んで…
以上、受験で受かる人と落ちる人の違いを簡単にまとめてみました。
“落ちる人” に当てはまる項目が多くあった人は、要注意です。
また、こう言った記事を読んだあとの反応でも、「受かる人」と「落ちる人」はわかるものです。
- 悪いところを素直に受け止め、修正しようとする
- 「自分には関係ない」と思う
- 「あっれー、余裕じゃん!」とか言っちゃう
- 明日には忘れる