受験勉強は人によってはかなりしんどいもので、ひどい時はスランプに陥ってしまうことがあります。
僕も大学受験のとき、勉強しているのに全然成果が出なくて一時期はとても辛く、勉強が嫌になりました。その時は対処法などを色々調べたおかげで随分楽になったと記憶しています。
そこで、この記事では、そんな受験勉強のスランプについての種類と対策をまとめてみました。スランプに陥り気味の人はぜひアクションを起こしてみてください!
目次 (クリックでジャンプ)
勉強のスランプにはこんな種類がある
では、ここから勉強のスランプの種類とその原因について紹介していきます。自分がどのタイプに当てはまるかを考えながら読んでみてください!
1. 勉強が嫌で手につかなくなる
勉強が嫌で全く手につかなくなるのは代表的な勉強のスランプの一つです。
この原因は、単純に勉強に対してプラスのイメージがないこともありますし、様々な複合要因が考えられます。
また、このタイプの人は「勉強を始めるまでにかなりの時間がかかる」場合が多いです。一旦やり始めてしまえばある程度は集中できるのに… という人はいるのではないでしょうか?
このような人は、まず勉強を始めてみることをオススメします。そのための方法についてはこのブログの別の記事で紹介しています。
2. 勉強の成績が上がらない
いくら勉強してもしても、成績が上がらないというのも立派なスランプの一つです。同じようなものとして、何日かけても苦手科目が克服できないのも同じような種類です。
このスランプの原因ははっきりしていて、ズバリ “努力しているのに目に見える成果が出ない” ことです。「頑張っても無意味なんじゃないか?」という不安がだんだん積み重なって大きなストレスになっているのです。
このスランプの対応方法ははっきり言ってありません。誰しも多かれ少なかれこのようなストレスと戦って、それに打ち勝とうとしているのです。
一つあるとすれば、この局面をポジティブに捉えてみることです。成績が伸び悩んでいるということは「頑張って成績を伸ばそうとしている状態」と言い換えてみましょう。
すると、同じ状況でも違って感じることができます。
3. なんとなくしんどい
勉強が始められないわけでも、成績が伸び悩んでいるわけではないのに「何となく辛い」という人もいると思います。
こういう人は、「体調が辛い」「クラスメイトと喧嘩中」など勉強以外のことに原因がある場合が多いです。
こうした時は、その原因となっているものを解決してしまうか、それともそれを忘れるくらい勉強にのめり込むのがいいと思います。
また、マンネリ化や生活に目新しさがなくなっている人は環境を変えたり、一度リフレッシュをする時間を取ってもいいかもしれません。
あまり根を詰めすぎるのもよくないですよ!
スランプから抜け出すためのヒント 5選
スランプの種類がわかったところで、スランプから抜け出すためのヒントを書いていきたいと思います。
なぜ「ヒント」かというと、方法論には正解はないからです。これを参考にして自分自身で行動してみてください。
1. 人に相談してみる
まず有用な手段として、相談が挙げられます。
相談というと大げさかもしれませんが、今の自分の悩みを人に聞いてもらうだけでストレスの解消になったり、自分を客観的に考察するきっかけになったりします。
相手も親や友人、学校の先生やSNS友達など誰でも構いません。時間があれば僕でも対応します。
受験生の友達に相談するときのポイントとして、自分だけでなく相手の話なども聞いてみて、真摯に対応することです。こちらから一方的に悩みをぶつけてしまうと嫌な顔をされたり相手にストレスを与えてしまうかもしれないので要注意です。
2. 勉強が手につかない人はとにかく初めてみる
先ほども書きましたが、勉強が嫌になった人や手につかなくなった人は、まず初めてみることが大切です。いやいやながらもやり始めてしまうと案外できるものです。
でも、そうは言ってもその最初が難しいと思います。勉強をやり始めるポイントなどはこちらの記事にまとめてあるので参考にしてみてください。
3. やる気の起きない時は早めに寝る
やる気がどうしても起きない時やテンションが下がってしまった時は、早く寝ることも解決策の一つです。
そもそもスランプの原因として睡眠不足がありますし、やる気のない時にいくら頑張っても無駄な時はあります。
それよりももう寝てしまって、次の日からきちんとした生活を送ることの方がメリットがあったりします。
ただ、注意点としては毎日毎日寝てばかりではいけないということです。次の日にはしっかりと起きて勉強をすることを約束できるのなら、今日は眠ってしまってもアリだと思います。
4. 成績が上がるのは3ヶ月後からだと心得る
成績が上がらずに辛いという人は、「勉強の成果が現れるのに3ヶ月かかる」という言葉を胸に刻んでおきましょう。
苦手科目などはこれよりも時間がかかる場合があります。勉強は一朝一夕で身につくものではないので地道にコツコツとやっていきましょう。
また、模試の成績などで落ち込んでいる人は、「模試は受けた時の成績が反映されている」こともお覚えておくといいでしょう。つまり、成績が返却された時点ではその模試を受けた時よりも伸びている可能性は十分にあるということです。
5. がむしゃらにやってみる
最後の方法はヤケクソですが、僕の周りの受験生の意見を聞いていると、意外にも効果のあるものかもしれません。
この方法はシンプルで、必要なのは「とにかく頑張る」こと。自分がスランプなのかどうかすら忘れるくらい勉強をすることです。
これは心理学的にも理にかなっていて、不安から目をそらすために何かに没頭することはかなり有効的な手段です。
勉強が嫌な時って、何も “勉強それ自体” が嫌なのではなくて、点数が上がらないとか〇〇ちゃんより成績が低いとかその結果に対してマイナスイメージを持っている場合が多いです。
だから、とにかく勉強しまくるのもいいでしょう。
ひどい時は受験鬱(うつ)の場合も…
ここまでは勉強のスランプについて紹介してきましたが、あまりにひどい時にはうつ病の可能性もあります。いわゆる「受験鬱(うつ)」というやつです。
これはれっきとした病気なので、今までのような方法ではなくて専門のお医者さんに相談したり薬などでの治療が必要な場合があります。
なのでスランプも手に負えないものや少しでも “普通じゃない” と感じることがあったら病院に行くようにしましょう。
まとめ
スランプは、誰にでも起こることがあります。冒頭で少し紹介しましたが、僕もスランプだった時期がありました。その時は、勉強しても勉強しても全体の成績が下がっていくばかりで本当に辛かったです。
そんな時に先生が言ってくれた言葉の中で、印象深い言葉があります。それは、
です。スランプについて調べて、この記事を見ているあなたも、もしかしたらそうなのかもしれません。
スランプは辛いですが、乗り越えると今までとはまた違った景色が見えてきます。辛いかもしれませんが、投げ出すことなく根気強く頑張ってください!
また、最後に書いた受験うつの疑いがある場合は「頑張る」ことそれ自体がしんどいのでその時は医者にかかるなどの別の対応も考えてみるといいでしょう。